僕が潰瘍性大腸炎の診断を受けたのは、高校3年生のとき。
それから症状の悪化を繰り返したり、病名がクローン病に変わったりを経て、最近になってようやく生活に落ち着きを取り戻しました。
ここに至るまで、本当に長かった……。
まだ治療は続いていて、病気が治ったわけではないけれど、自分の中ではひと区切りついた感じです。
そこでこの度、新しい人生へ踏み出す意味を込めて、これまでの経緯をブログに整理してまとめることを決意。
「IBD回顧録」と題して、治療の体験談や感じていた悩みを記していこうと思います。
今回は、その目的と方針について書きます。
ブログに書いて忘れたい
今さらわざわざ病気について振り返る目的は、ずばり過去の清算。
IBDにまつわる思い出はつらいものばかりなので、ブログに書くことで頭の中から消去してしまおうというわけです。
僕の経験上、どんなに嫌なことでも、ブログに記事としてまとめると、心のモヤモヤが鎮まって、スッと記憶から消えてくれます。
本の感想などは記録として「残す」ために書いていますが、この回顧録に関しては「忘れる」ための作業です。
また、僕はIBDと診断されたときから、日記もかねて、ずっと体調や食べたものをノートに記録してきました。
今までなかなか踏ん切りがつかずに処分できずにいたのですが、これを機会に直近の記録以外はどんどん捨てていこうと思います。
正直、大量のノートは物理的にも体積がすごくて、収納スペースがもったいない!
いつまでも暗い過去を引きずるのはやめて、「今」と「未来」に目を向けて生きていきます。
闘病ブログにはしない
僕がこのブログを運営するにあたって決めている数少ないルールの一つに、「闘病ブログにはしない」というのがあります。
別に病気関連の記事を書くのは構わないのですが、難病患者だからといって、病気一色のブログにするのは嫌なのです。
そのため、「IBD回顧録」を書いている間も、読書記録や英語の勉強の記事を意識的に差し挟んでいく予定。
なるべく明るい雰囲気を保てるように心がけます。
ちなみに、IBDについて語るとなると、「下痢」や「血便」など、汚いワードを多用せざるをえません。
もし読もうと思う人がいたら、ある程度は心の準備をお願いします。
さいごに
念のために説明しておくと、IBD(炎症性腸疾患)とは、潰瘍性大腸炎やクローン病といった腸の難病の総称。
僕は以前は潰瘍性大腸炎、現在はクローン病患者として治療を受けていてややこしいので、「IBD回顧録」というタイトルにしました。
どのくらいのペースで更新できるかわかりませんが、温かく見守っていただけると幸いです。
※追記
さっそく最初の記事を書きました。
↓