【IBD回顧録】第1話 おなかの不調は子どものころからのコンプレックス。トイレの長さと腸にたまるガスが悩みの種。

【IBD回顧録】第1話 おなかの不調は子どものころからのコンプレックス。トイレの長さと腸にたまるガスが悩みの種。


僕がはっきりIBDと診断されたのは高校3年生の時ですが、思い当たる節はもっと昔からありました。

というわけで、最初は子ども時代の話から始めます。


※回顧録の主旨はこちらの記事にて。
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IBD回顧録(第1話)

トイレの長さがコンプレックス

子どものころから学生時代にかけて、ずっとコンプレックスだったのが、トイレの長さ。

基本いつも便秘気味で、トイレに座ってもなかなか便が出ませんでした。

10分程度で済めばまだいい方で、20分以上粘って何の成果もないこともざら。

あまりにも占有時間が長いので、毎朝トイレに行くときは家族全員に了承を得てから入っていました。

当然迷惑がられ、「なんでそんなに時間がかかるんだ」と苦言を呈されたことは言うまでもありません。


幼い頃は「トイレの長さなんて人それぞれだろう」と、そこまで深刻には捉えていませんでした。

しかし、小学校高学年、中学生と年齢が上がっていくにつれて、スムーズに排泄できるのが普通だとわかり、自分の異常さを自覚。

僕の体は根本的にどこかおかしいんじゃないか?と思うようになりました。


排便問題でとくに大変だったのが、学校のお泊り系の行事。

トイレに長くこもっていると知られるのが恥ずかしくて、みんなが談笑している自由時間などにひっそり抜け出し、人目を盗んでお手洗いに向かいました。

ただ、落ち着いた環境でさえ排便に難があるのに、旅先の慣れないトイレですっきり便が出るはずもなく、帰宅まで重たく張ったおなかを我慢するパターンがほとんど。

本来楽しいはずの修学旅行や自然教室も、僕にとっては耐え忍ぶべきイベントでした。

ガスがたまると音が鳴る

トイレの長さのほかに悩みの種だったのが、腸にたまるガス。

昼食後しばらくすると、おなかが張ったり、変な音が鳴ったりしました。

授業中は絶対おならを出さないように我慢しましたが、どんなに頑張って抑え込もうとしても、不意にどこからか「ピー」とか「キュ~」という音が鳴ってしまい、その度に赤面。

午前中はおなかが空いて鳴る「腹の虫」が元気で、結局一日中おなかの音に神経をとがらせていた気がします。

ああいう音には、何かうまい対処法があるのでしょうか?

クラスメイトから直接指摘されたことはないけれど、きっと聞こえた上で、あえて触れずにいてくれたのだと思います。


また、腸にガスがたまると、腹痛も発生。

中学時代は運動部でしたが、放課後の練習はおなかの痛みでプレーに集中できませんでした。

極力激しい動きを避けるため、実戦形式の練習のときは自分からタイマー係を引き受けたり、後輩の世話役を買って出たり。

そんな状態で実力が上がるはずもなく、3年生の最後の引退試合では、ラスト数分のお情け出場に終わりました。

単にボールで遊ぶのが好きで入っただけの部活だったので、悔しさは全くなかったのですが……。

さすがにベンチにいる時間が長すぎて、仲間たちからの哀れみの視線が痛かったです。


ちなみに、高校では中学での教訓を生かして帰宅部に。

それでも体は動かしたかったため、一人黙々と近所をランニングするスタイルに落ち着きました。

今振り返ると、部活をやっていた頃の自分はよくあんなハードスケージュールで生活していたなと感心します。


なお、腸にガスがたまる悩みは、病院で診断を受けたら、おそらく過敏性腸症候群(IBS)に該当する症状です。

IBSには確立された治療法はありませんが、改善策は存在します。

もし同様の問題を抱えているのなら、体質だとあきらめず、自分で調べるなり病院に相談するなりして、何かしら手を打つことを強く推奨。

放置してこじらせると、僕のように潰瘍性大腸炎やクローン病に発展する可能性もないとは言い切れません。

「不調」が「病気」に変わる前に、できることは必ずあります。


さいごに

子どものころは、トイレの長さも腹痛も、大人になったら自然に改善していくと思っていました。

まさか、難病患者として治療を受けることになろうとは……。

何が起きるかわからない、それが人生というものです。


※追記
次の話を書きました。
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