クローン病だからこそ、食物繊維はしっかりとろう!

食物繊維は大事!


クローン病の食事の基本は、低脂質、低刺激、低残渣といわれています。

脂質や刺激物を控えるのはよいのですが、低残渣(食物繊維の少ない食事)については疑問です。

僕はクローン病患者にこそ、食物繊維が必要だと思います。


腸内細菌にエサをあげて腸を丈夫に


食物繊維をとるべき理由のひとつ目は、腸内細菌を増やすためです。

食物繊維は腸内細菌のエサになります。

腸内細菌は繊維をエネルギーに変えて増え、ビタミンや脂肪酸(乳酸や酪酸、酢酸など)を作ってくれます。

こうした栄養は炎症で弱った腸の粘膜を丈夫にするのに欠かせないものです。

腸が強くになれば炎症も起こりにくくなります。

また、腸内細菌は、炎症を起こす免疫の調整にも関わっているといわれているので、腸内細菌を増やすことがクローン病そのものを治すカギになるかもしれません。


自分の菌を育てよう


腸内細菌を増やすためには、ヨーグルトや整腸剤で菌を直接とる方法もあります。

ですが、食べ物や薬に含まれる菌の多くは「通過菌」と呼ばれ、しばらくすると腸から出て行ってしまいます。

また、空気中の酸素や胃酸に弱い菌も多く、実際に生きたまま腸に届く菌は少ないです。

菌が体に合わなければ、体調を崩すこともあります。

それに対して、食物繊維をとれば、もともと自分の腸にいる菌(常在菌)を増やすことができるので、そうした心配がありません。

僕の場合は、ヨーグルトを止めて野菜を積極的に食べるようにしてから、明らかに便の状態がよくなりました。

もちろん、人によってはヨーグルトが合うかもしれませんが、効果がないときには野菜を増やすことを考えてみてください。


糖尿病のリスクを減らす


食物繊維を摂ることは糖尿病対策にもなります。

クローン病では、エネルギーの大部分を糖質に頼らなければならないので、糖尿病になるリスクが高いです。

炎症を抑えるために使うステロイド(プレドニンなど)でも糖尿病になりやすくなります。

また、糖尿病になってしまうと糖質を制限しなければなりませんが、クローン病だと脂質を多く摂ることができないので、それも難しいです。

食事のときに、野菜などで食物繊維をとると、糖の吸収が穏やかになり、血糖値の上昇を抑えることができます。

ちなみに、僕が一番恐れているのが糖尿病です。

自分でインスリンを注射するのを想像すると怖いです。

食物繊維をしっかり摂って、糖尿病にならないように気を付けたいです。


さいごに


食物繊維を摂ることはクローン病患者にとって様々なメリットがあります。

もちろん無理はいけませんが、あまり神経質にならず、野菜や果物を食べて適度に食物繊維を摂りましょう。