エレンタールには、粉が袋に入っているパウチタイプと、初めから粉がボトルに入った状態のボトルタイプがあります。
病院でエレンタールが処方されたときに、先生や薬剤師さんに伝えれば、どちらか自由に選べます。
もしどちらがいいか迷っているならボトルタイプをおすすめします。
今回はその理由を書きます。
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作るのが楽!
僕がボトルタイプをおすすめする一番の理由は、作るのが楽だから。ボトルタイプなら、ボトルにフレーバーを入れ、目盛りまで水を加えて振り混ぜるだけでエレンタールを作れます。
パウチタイプの場合は、粉を自分で用意したボトル容器に移したり、水を量って入れたりと何かと面倒です。症状が悪化してきついときは嫌になってしまいます。
とくに大変なのが、粉を溶かすのにぴったりのボトルを探すこと。
エレンタール300 mLを作るちょうどいい大きさのボトルって意外とないんですよね。
粉が初めからボトルに入っているというのは本当にありがたいことです。
洗う手間がなく、衛生的
糖質がたくさん含まれていることもあって、エレンタールはとてもベタベタします。ボトルやコップに付くと、このベタベタがなかなか取れません。僕も今まで苦労してきました。
自分で用意したボトルを繰り返し使う場合には、しっかり洗わないと細菌が繁殖しやすく不衛生です。
とくに、オレンジ味などの色の濃いフレーバーを使うと、色が残って、次に飲むときに不快な思いをします。
ボトルの口が小さいと洗いにくいですし、口の大きいボトルを選ぶと、ボトルを振ったり、コップに注いだりするときにこぼしやすくなり、かえって面倒なことになります。
ボトルタイプなら、飲み終わったボトルは軽くすすいで捨てるだけなので、楽だし衛生的です。
ボトルタイプのデメリット
便利なボトルタイプですが、1つだけ欠点があります。それは「かさばる」ということです。
エレンタールがたくさん処方されると、薬局から家に持って帰るのが大変になります。
たとえば、1日3本、2週間分だと、3×14=42(本)を持ち帰らなければなりません。車がないと、ペットボトル42本を自力で運ぶのは無理がありますよね。
でも、心配しなくても大丈夫。
そんな場合は、数日分を自分で持ち帰り、残りを郵送で送ってもらうといいです。薬局で頼めば配送日時の指定もできます。
お金はかかってしまいますが、手間を考えれば安いものです。
さいごに
ボトルタイプのエレンタールは、作るのも楽だし、後片付けもしなくていいので、とても助かります。パウチタイプとボトルタイプという2つの選択肢があることに感謝です。