コミックを読んで積み立て投資について学んだら、投資の本質が見えてきた。


『コミックでわかる 20代から1500万円!積み立て投資でお金をふやす』を読みました。

ファイナンシャルプランナーの田中唯さんが書いた本で、積み立て投資について、漫画でわかりやすく解説しています。

今までなんとなくしか知らなかった投資の本質が見えてきて、納得のいく内容でした。


投資はギャンブルじゃない


漫画の中で特に強調されていたのが、投資はギャンブルではないということ。

よく株式投資で大儲けした人の話を聞きますが、あれは投資ではなく投機だそうです。なんだか紛らわしいですね。

この本で勧められている積み立て投資では、定期的に定額の金融商品を買うのが基本です。

値動きの予想や株価の下落による損切りは必要なく、逆に避けるべきだと書かれていました。

そういうことをやるとギャンブルと同じになってしまうからです。

ただ、機械的に積み立てていても、どうしても株価は気になってしまうもの。やることは楽でも気持ちは落ち着かないと思います。

まずは積み立て投資でお金が増える仕組みを理解して、自分を納得させることが大事ですね。


リバランスには勇気がいりそう


投資先と金額さえ決めれば、基本何も考えなくていい積み立て投資ですが、定期的にやらなくてはいけないことがあります。

それがリバランスです。

いろいろな金融商品に投資していると、値動きが違うので、同じ額積み立てていても配分が変わってしまうんですよね。

で、これを調節する作業がリバランス。

リバランスでは、値上がりしたものを売って値下がりしたものを買うことになります。

安いものを買うことになるので、結果としては得になるんですが、いざ実行するのは勇気がいりそうです。

値下がりしているものを買うのは損しそうで不安ですから。

ただ、リバランスをすることで、リーマンショックで株価が暴落したときも、そこからの回復が早くなったそうです。

ついつい値上がりしている株を買いたくなるところを、あえて逆をいく。

感情に流されないのが投資で上手くいくコツなんでしょうね。


「始める」のが一番大事


積み立て投資は早く始めた方が有利なので、思い立ったらすぐに実行すべきです。

でも、これがなかなか難しい。

最初に投資先を決めたり、月にいくら積み立てるのか考えたりするのは大変です。

長く積み立てると思うと、適当でいいというわけにはいきませんからね。

一度始めてしまえば後は楽なので、積み立て投資では「続ける」ことよりも「始める」ことの方が大きな壁になるのかもしれません。

始めるのは楽でも、記事を更新し続けるのが大変なブログとは逆ですね。


さいごに


Kindle Unlimited読み放題の対象になっていたので読んでみましたが、積み立て投資の概要がわかるしっかりした内容でした。

正直、あんまり期待してなかったんですけどね。

「だからお金が増えるのか!」と納得できて、投資に対するモヤモヤが晴れてすっきりしました。

積み立て投資について興味がある人にはぴったりの入門書だと思います。

Kindle Unlimitedに登録している人はぜひ読んでみてください。もちろん、そうでない人にもおすすめです。