短歌と読み
純白の背中にかかる人命の重さで倫理の海へと沈む
じゅんぱくのせなかにかかるじんめいの
おもさでりんりのうみへとしずむ
コメント
中山祐次郎さんの『泣くな研修医』を読んだ。研修医は社会人としては1年目でも、患者にとっては医者であることに変わりはない。新人なのに「できない」「わからない」が許されない、周囲からの半ば理不尽にも思えるプレッシャーが伝わってきて、読んでいるこちらも心が痛かった。先輩たちに助言を求めようにも、みんな忙しくて声をかけづらいのがまたつらい。
医療系の作品に触れるたび、医師は頭の良さだけでなく体力や精神力、コミュニケーション能力が必要でなんでもできる人に違いないのに、他の仕事ではなく医療の道を選んでくれてありがたいなと思う。
