【感想】『腸で変わる!病気にならない、50代からの生活習慣』


題名:腸で変わる!病気にならない、50代からの生活習慣
著者:藤田紘一郎


内容・あらすじ


腸についての書籍を多数出版している著者が、長く健康に生きるためのコツを紹介。
腸内細菌を元気にする食事法や生活習慣を、自身の体験を交えながらわかりやすく解説しています。


感想・レビュー

若いうちは、糖質は気にしなくていい?


健康で長生きするために、藤田さんが勧めているのが、糖質を控えること。

ただし、よくある糖質制限本のように、若い人にも糖質を摂るなと言っているわけではありません。
題名にある通り、あくまでも50代からの話です。

50代くらいになるとエネルギーの使い方が変わるので、糖質中心の食事は止めるべきとのこと。

僕はまだそこまで年を取っていないので、糖質を気にする必要はないのかもしれません。

どんな人でも糖質を制限すべきという本が多く、不安に思っていましたが、この本を読んで安心しました。

年齢によって食事の内容や食べ方を変えるというのは筋が通っていて納得できます。


糖質を減らすより先に野菜を増やそう!


藤田さんは糖質を控えることだけではなく、野菜をたくさん食べることや、週2回程度は肉を食べることを提案しています。

どれも大事なことですが、若いうちには次の順番で実践するのがいいと思います。

野菜を増やす
タンパク質(肉・魚・たまご)を増やす
糖質を減らす

若いうちはエネルギーが必要なので、糖質を減らす前に、まず野菜やタンパク質を増やすことを考えるべきではないでしょうか。

野菜を食べずに、糖質を減らして肉を増やしてしまうと、おなかの調子が悪くなったり、カロリー不足になったりします。

僕は何度かそれで失敗しているので、とにかく野菜をしっかり摂ることを心がけています。

糖質を減らすのはもう少し年を取ってからにしたいです。


食事以外の習慣も大切に


本書では食事以外に、よく笑うことや運動、呼吸、睡眠などの生活習慣の重要性についても述べられています。

ストレスをためない、適度な運動をするなど当たり前のことも多く書かれていますが、そのような基本的なことが健康を維持するのには大事なのだと思います。

頭ではわかっているのに、実際にはできていないことはたくさんあります。

食事を制限することばかり考えていると楽しくなくなるので、日ごろの生活習慣の中で、腸のためにできることを実践していきたいです。