鼻うがいをしていて困るのが、鼻や頭が痛くなってしまうこと。
「つーんとする」というやつですね。
これが嫌で、鼻うがいをためらう人も多いかもしれません。
でも、きちんと注意すれば、痛みを感じずに鼻を洗うことは可能です。
今回は、僕が長年鼻うがいをする中で身に付けた、つーんとしないコツを紹介します。
洗浄液の温度に気をつける
快適に鼻うがいをするために、まず大切なのが温度です。
ちょうどいい温度は40℃から42℃。これより熱いとやけどしますが、かといって温度が低すぎるとつーんとします。
温度計を使ってしっかり確認しましょう。
ただし、塩を混ぜたり、容器が冷えていたりすると、お湯が冷めてしまうので要注意!
少し熱めのお湯で洗浄液を作ってから、水を入れて温度を調節するのがおすすめです。
その方が、塩も混ざりやすくなります。
塩分濃度を調節する。
次に大事なのが塩分濃度。つーんとなる理由の多くは、浸透圧のせいです。
洗浄液の塩分濃度を体液と同じにすることで、鼻うがいをしても痛くなくなります。
濃度は約1%。作り方は、お湯100mLに対して、塩1gです。
しっかり溶けていないと意味がないので、鼻うがいを始める前によく確認しましょう。
塩は意外と溶けにくいです。
専用の粉がある場合は、それを使用したほうが混ざりやすいと思います。
無理に口から出さない
鼻うがいをするときに、ついやってみたくなるのが、液を口から出すこと。
でも、これは意外と難しいです。
失敗すると、鼻や頭が痛くなるだけでなく、誤嚥の原因にもなりとっても危険!
無理は禁物です。
洗浄液は、反対側の鼻の穴から出ても、同じ側から出ても、中はちゃんと洗えているので大丈夫。
耳鼻科の先生によると、人によって鼻の構造は違っていて、口から出やすい人とそうでない人がいるんだとか。
ちなみに、僕は今でこそ自在にどこからでも液を出せますが、昔は口からは出せませんでした。
正直なところ、口から液を出しても、そこまで気持ちよくないですね。
自然な場所から出すのが一番です。
ポンプ式の鼻洗浄器を使う
鼻うがいに使う道具はいろいろ種類がありますが、おすすめはポンプ式の鼻洗浄器です。
鼻に注ぎ込むタイプや、手で容器を握って押し出すタイプだと、液を鼻の奥まで入れるのが難しく、無理な姿勢になりがち。
ポンプ式を使うと、簡単に液を流し込めるので、鼻や頭も痛くなりにくいです。
ちなみに、僕は今までいろいろと鼻洗浄器を試してきましたが、一番よかったのは、今使っているハナクリーンα。
ちょっと値段は高いんですけどね。
使い心地は最高です。
つよく鼻をかまない
鼻うがいをした後は、勢いよく鼻をかんで液を出したくなります。
が、これは絶対やっちゃダメ!
液が変なところに入って、鼻や頭が痛くなります。僕は何度もこれで失敗しました。
場合によっては中耳炎になることもあるので要注意。
片方ずつやさしく鼻をかみましょう。
さいごに
鼻うがいで痛くならないコツをまとめると……
・適切な温度、塩分濃度に調節する
・無理して口から出さない
・ポンプ式の鼻洗浄器を使う
・つよく鼻をかまない
気を付ければ快適に鼻うがいができるので、ぜひ意識してみてください。