読むなら紙で、調べるなら電子で。紙の辞書と電子辞書の使い分け。

紙の辞書VS電子辞書


英語の勉強をするとき、みなさんは紙の辞書と電子辞書のどちらを使いますか?

最近では電子辞書の機能が充実してきて便利になりましたが、紙の辞書にこだわる人も多いですよね。

僕の場合は、調べるなら電子辞書、読むなら紙の辞書、と目的別に使い分けています。

それぞれによさがあるので、両方使わないなんてもったいないですね。

調べるのはスピードが大事


単語を調べるのが目的なら、最も重視すべきなのはスピードです。

調べるのに時間がかかると、文章を読んだり書いたりする作業が中断され、イライラしてしまいます。

なので、単語の意味が知りたいときは、電子辞書の方が便利。

軽くて持ち運びが楽で、気になったときにすぐ調べられますからね。

重くて開くのが面倒な紙の辞書は、勉強のリズムが崩れる原因になります。

「電子辞書だと頭に残らない」という考えもありますが、調べる回数が多ければ、よりたくさんの単語に触れられるはず。

紙の辞書に比べて、効率的に語彙を増やせます。


電子辞書は「複数辞書」


電子辞書の大きなメリットは、複数の辞書が入っていること。

同時にたくさんの辞書を検索できるので、マニアックな単語でも見つけやすいです。

紙の辞書だと、わざわざ調べたのに載っていなかったりしますからね。

複数の辞書を見比べれば、用例や語訳も、ぴったりくるものを探せます。

とくに、英作文をするときは、英和辞典、和英辞典、類語辞典を並行して使えるのはとてもありがたいです。

僕は大学生になって初めて電子辞書を手にしましたが、この便利さには驚きました。


紙の辞書は、読もう


便利さでは電子辞書にかないませんが、紙の辞書にもいいところがあります。

それは、読んで面白いということ。

紙の辞書は訳だけでなく、豆知識や注意点も載っていて、単語を調べる以上の知識を得られます。

さすがに電子辞書はいちいち読む気にはなりませんよね。

電子辞書は、あくまでも勉強をするときの補助的な役割。

それに対して、紙の辞書はそれ自体に読む価値があります。

暇なときにパラパラめくって楽しめるのは、紙の辞書ならではです。


単語帳としても使える


紙の辞書は、単語の意味を調べるだけでなく、単語帳としても活用できます。

もちろんあまり大きな辞書ではきついですけどね。

実際、僕は大学生のころから、ポケット英英辞典を使って単語を覚えています。

1つのアルファベットの項目を読み切っただけでも、すごい達成感がありますよ。

ちょっとレベルは高いですが、覚えると同時に、詳しい意味も確認できるので、単語帳よりも正確なニュアンスがわかります。

単語帳だと、訳が同じで、どう使い分けるかわからないことが多々ありますからね。

英英辞典なら単語の言いかえの練習にもなります。

ちなみに、僕のおすすめの辞書は「Longman Handy Learner's Dictionary of American English」です。

これ、カバーの手触りが最高なんですよね。


さいごに


調べる道具としては電子辞書、読み物や単語帳としては紙の辞書、というのが僕の使い分け方です。

それぞれメリット・デメリットがあるので、片方だけは選べませんね。

どっちもフル活用して、英語学習を楽しみましょう。