英語の文法を学ぶなら、やはり英語で書かれた文法書が理想。
ということで、僕は今、『English Grammar in Use』で英文法の勉強をしています。
先日、やっと一通りやり終えたので、今回は実際にやってみた感想(レビュー)を書きます。
文法解説と問題がセット
『English Grammar in Use』では、文法事項が145のユニットに分けられ、それぞれ見開き2ページでまとめられています。各ユニットは、見開きの左側が解説、右側が練習問題という構成。
問題は書き込み式で、答えは本の後ろに載っています。
ちゃんとポイントを理解できているかすぐ確かめられるので、納得しながら取り組めました。
一般的な日本の文法書では、問題はおまけ程度で、読むのが中心になっているものがほとんど。
正直、勉強しにくいですよね。
それに対して、『English Grammar in Use』は一冊で問題集の役割まで果たしてくれて便利。
他の教材と併用しなくても、しっかり「やった感」を味わえました。
所要時間は?
1ユニットにかかる時間は、問題の答え合わせを含めると、だいたい20~30分くらい。『English Grammar in Use』には、全部で145のユニットがあるので、1日1つずつこなせば、5か月弱で一周できる計算です。
僕は土日は休みにして、半年以上かけてゆっくりやりました。ちょっとスローペース過ぎるかな?
ただ、かなりボリュームがあるので、短期間で一気に終わらせるのはきつそう。
毎日時間を決めて、習慣的に取り組むのがおすすめですね。
ちなみに、一通り文法事項を学習し終えた後には、「Additional exercises」として、30ページほど、追加で問題がついています。
どの問題がどのユニットに対応するか示されているので、復習にはぴったりです。
解説がわかりやすい!
さて、肝心の内容はというと、めちゃくちゃわかりやすいです。学校では教えてくれないような細かいニュアンスの違いまで、丁寧に解説されています。
僕がとくに参考になったのは、
・aとtheの使い分け
・willとbe going toの違い
・複数の形容詞を使うときの語順
など。
今まで抱いていた疑問が解消されてスッキリしました。
日本語で説明されると曖昧なところも、英語だとしっかり納得できるから不思議ですね。
僕はそこそこ英語が得意な方ですが、新しい発見がたくさんありました。
また、この本で度々出てくるのが、同じ意味の2つのワードに対して、「こういう場面では、こっちはダメ!」との指摘。
普段気にせず使っていた言い回しが実はNGというパターンが意外とあって勉強になりました。
英語自体の難易度は低め
英語で書かれた文法書ですが、解説や例文に使われている単語の難易度は低め。やさしい英語で書かれているので、高校レベルの英語力があれば、問題なく読み進められると思います。
ただ、少し面倒なのが、文法用語。
日ごろ目にする英文ではあまり登場しないので、慣れるまでは戸惑うかもしれません。
僕は「これ日本語だとなんだっけ?」とちょこちょこ辞書で調べました。
しかし、文法用語に関しても、付録(Appendix)として、本の最後に意味の一覧が載っています。
難解そうに見える文法用語ですが、英語での定義はシンプルなものがほとんど。
最初に一通り確認しておくと、後が楽かもしれませんね。
さいごに
『English Grammar in Use』は、練習問題が充実していて、学習者のことをよく考えて作られている文法書だと感じました。解説がわかりやすいのはもちろん、教材としてのレベルが高いです。
これから英文法を学び直そうと思っている人は、ぜひ使ってみてください。
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