超個人的!AmazonのKindle Unlimitedで読み放題のおすすめ本まとめ。(2024年12月更新)

【2024年8月更新】超個人的!AmazonのKindle Unlimitedで読み放題のおすすめ本まとめ。

AmazonのKindle Unlimitedで苦労するのが、自分の読みたい本を見つけること。

面白い作品自体は無数にあるのですが、公式サイトで検索すると、おすすめとして興味のない本ばかりが出てきて、「それじゃない!」と叫びたくなります。


というわけでこの記事では、Kindle Unlimitedで読み放題の作品の中から、僕の独断と偏見により選んだおすすめの本をご紹介。

小説でもノンフィクションでも漫画でも、気に入った作品はジャンル不問で取り上げていきます。

半分僕の感想みたいになってますが、次の一冊を探す際の参考にしていただけたら幸いです。


※Kindle Unlimitedの対象作品は変更になる可能性があります。ダウンロードの際はご注意ください。(この記事の情報は2024年12月時点のものです)

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Kindle Unlimitedおすすめ本

八月の御所グラウンド


表題作ともう一遍、スポーツを題材にした2作品が収録されています。

僕は天気が大雨の日に読んだのですが、この本のおかげで晴れやかな気分になれました。

ページ数も少ないし文章もとても読みやすいので、直木賞作品だからと身構えず、気軽に読んでみてください。

ビブリア古書堂の事件手帖


古書をテーマにした上質なミステリー。

実在する本を扱ってなぜこんなに物語を広げられるのか不思議なくらいよくできた作品です。

なぜかシリーズ7作全部(プラス続編シリーズ3冊目まで)読み放題になっているので、もう全部読んでほしい。

六人の嘘つきな大学生


若さゆえの純粋さと狡猾さが入り混じる、就活バトルロワイヤル!

……なんて単純な話では終わりませんが、ネタバレになるので内容の説明は控えます。

僕はまともな就活を経験しておらず(というかできなかった)、スーツを着た学生同士でディスカッションするというシチュエーションだけでも新鮮でした。

さすがにここまでの頭脳戦は現実には行われていない、はず。

カラスの親指


伏線と回収の手数がやたら多くて楽しかったです。

とりあえず、僕はしっかり騙されました。

新世界より(上・中・下)


今から約千年後、呪力を操る人々が暮らす神栖66町が舞台の物語。

世界観の作り込みが圧巻で、よくこんな細かい設定を思いつくなと感心させられました。

上中下巻とボリュームがあって手に取るのを躊躇してしまうかもしれませんが、とりあえず上巻だけでも読んでみてください。

そこまで読めばきっと続きが気になって仕方なくなるはずです。(ならなかったら……ドンマイ!)


ただ、死人の数も死に方の描写もえげつないので、グロいのが苦手な人にはおすすめしません。

著者はホラー作家であり、『悪の教典』の作者でもあることをお忘れなきよう。(『新世界より』は不気味ではありつつも一応ホラーではなかったので、僕はギリギリ耐えられました)

本のエンドロール


あまり注目されることのない、本の印刷会社で働く人々が主役の小説。

本が「作品」から「商品」になる過程で注がれる労力と情熱を知ると、紙の本がより一層いとおしくなります。

電子書籍も便利ですが、たまにはKindleを置いて、本屋さんにレッツ・ゴー!

池上彰の未来予測 After 2040


「未来予測」というより、「現状把握」的な側面が強いかもしれません。

そこまで目新しい話はありませんでしたが、具体的なデータがいろいろ載っていたのがよかったです。

夜間飛行

サン=テグジュペリ (著), 二木 麻里 (翻訳)

サン=テグジュペリといえば『星の王子さま』が有名ですが、個人的なイチ押しはこちら。

飛行機が嵐に巻き込まれるという緊急事態にも関わらず、その焦燥を感じさせないほど静かで透き通った文章。

小説ってこんなにきれいに書けるのか、と驚かされる作品です。

1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編


短編の名手として知られるO・ヘンリーの作品集。

表題作の『賢者の贈り物』が有名ですが、それ以外にも思わず唸るような作品がたくさん収録されています。

どの話にもきっちりオチがついていて、楽しく読めるのが魅力です。

交通誘導員ヨレヨレ日記


いろんな職業の生々しい実態を知れる「○○日記」シリーズの第一弾として刊行された本。

「○○日記」シリーズは大体外れなく面白いですが、やっぱり最初の「ヨレヨレ日記」のインパクトは絶大でした。

街でよく見かける交通誘導員の方々が、どんな雇用形態で働き、どんな心持ちで仕事と向き合っているのかがわかり、「お疲れ様です!」と声をかけたくなる一冊です。

視力を失わない生き方


「○○すれば目が良くなる!」みたいな健康本とは異なり、主に眼科で行われている外科的な治療について解説した本。

白内障や緑内障などの目の疾患がどのような病気なのか、目のどこで何が起こっているのか、病院ではどんな対処がなされるのかが具体的にわかり、とても勉強になりました。

たぶん読んだ人の9割以上が「超上級の眼科外科医なんてどうやって探すんだよ!」と思っていそうですが、それは僕にもわかりません(泣)

農家はもっと減っていい


ビジネスとしての農業の本来あるべき姿、現状の問題点、そこから導かれる自営農家の経営戦略について、熱く語り尽くした一冊。

これから農家を目指す人はもちろん、一般の消費者としても、社会人としても、知っておくべき情報がたくさん載っています。

僕は就農する気は全くないけど、著者の歯切れのよい語り口にワクワクしながら読みました。

東京藝大ものがたり

あららぎ菜名 (著)

著者が浪人を経て東京藝大に合格するまでを描いたコミックエッセイ。

主人公が現役で藝大に合格する『ブルーピリオド』とは一味違った、多浪生のリアルな苦悩が綴られています。

途中で出てくるデッサンや色彩構成(白黒だけど)のレベルが高くてビビりました。

スーパーの裏でヤニ吸うふたり


スーパーの常連のさえないおっさんが、店の裏にある喫煙スペースで女性店員と交流を重ねていくマンガ。(これだけ書くと卑猥な話っぽいですが、出てくるのは節度と良識をわきまえたおっさんです)

もう一歩踏み込みそうで踏み込まない2人の距離感が愛おしく、タバコが嫌いでもこのマンガなら許せてしまいます。

個人的には絵が好きで、特に山田さんの笑顔は最高。

Kindle Unlimitedで読み放題なのは1巻だけですが、続きものではないので、それだけでも十分楽しめると思います。

クリスティ・ハイテンション


シャーロック・ホームズを伯父に持つお嬢様、クリスティ・クリスタル・マーガレット・ホープが難事件を解決していくお話です。

コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを下敷きにしつつ、事件をよりコミカルに、テンション高めに描いています。

シャーロキアンには怒られそうですが、僕はどちらかというと本家よりこっちの方が好きかも。

鞭を使いこなす強すぎるメイドさんが最高です。

暴れん坊本屋さん


漫画家兼書店員として働く久世番子さんのお仕事マンガ。

本屋さんの裏側が赤裸々に描かれており、本好き・本屋好きにはたまらないネタが満載です。

かなり昔の作品なので図書券みたいなちょっと古い話もありますが、僕と同世代(大谷翔平と同学年)かそれ以上の人であればわかってもらえると思います。


ちなみに、『暴れん坊本屋さん』は全3巻あり、すべてKindle Unlimitedで読み放題(この記事を書いている時点では)。

我が家には3巻とも紙の本であったのですが、どこかのタイミングで売ってしまい、Kindle Unlimitedで再会。10年以上ぶりに読み返し、改めて笑わせていただきました。


さいごに

冒頭で、Kindle Unlimitedで本を探すのは大変だと書きましたが、その作業も慣れると段々楽しくなってきます。

掘り出し物に出会えたときの感動といったら……。

みなさんも掘って掘って掘りまくって、隠れた名作を見つけ出してみてください。


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