【レビュー】長島健祐『センスは5%』を読んだ感想

【レビュー】長島健祐『センスは5%』を読んだ感想


長島健祐さんの『センスは5% クリエイターをサポートするための45の技術』を読みました。

バーグハンバーグバーグ、いい会社だな……。




感想・レビュー

「オモコロ」でおなじみバーグハンバーグバーグの社長である長島さんの本。文章の端々から長島さんの人柄がにじみ出ていて、本人が目の前でプレゼンしているみたいだった。誇張するでもなく、卑下するでもなく、等身大の自分をありのまま文章化できるのは、さすがライター達のリーダーだなと思った。

本文中では意識してなのか、社員の名前や「オモコロ」の名称はほとんど書かれていなかった。そんな中、おそらく唯一名前を出して紹介されていた原宿さんのエピソードには笑った。確かに、人に苦手なことをさせるのはよくない。

途中名前は伏せられているけど明らかに永田さんのものと思われる発言があって、そういう言葉を持っている人はクリエイターとして強いなと思った。抑えていても溢れてくるバーグ社員たちの存在感はすごい。

長島さんは社長でありながらやっていることは敏腕マネージャーのようで、社員であるクリエイターたちに敬意を払って接する姿勢はめちゃくちゃかっこいい。単純な謙虚さではなくて、仕事をするうえで過不足のない、人との距離の保ち方。外に向けても内に向けてもその感覚を正しく持ち続けられることが、社長として会社を回していくために重要な資質なのだろうと思った。


さいごに

オモコロチャンネルを見ているとバーグは会社として緩すぎる印象しかありませんでしたが、この本を読んでそれが狙って作られた空気感であることがわかり感心しました。

自由ではあっても、無秩序ではなく、クリエイターたちの才能を最大限に生かすための場づくり。

長島さん、イケてるしやばいですね。


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