世の中には素晴らしい漫画がたくさんありますが、いくら名作の漫画でも、巻数が多いとなかなか手が出せないものです。
というわけで今回は、僕が今まで読んでよかった漫画の中から、10巻以内で完結する作品をご紹介。
どれも面白いので、読んでいない作品があればぜひチェックしてみてください。
というわけで今回は、僕が今まで読んでよかった漫画の中から、10巻以内で完結する作品をご紹介。
どれも面白いので、読んでいない作品があればぜひチェックしてみてください。
10巻以内で終わるおすすめ漫画
ルックバック(1巻のみ)
ジャンププラスに掲載された読み切りが、コミックスとして書籍化されたもの。
僕は『チェンソーマン』は全く読んでいないのですが(グロいのは苦手)、この作品一つで藤本タツキ先生のすごさを実感しました。
読み切り漫画一つでこんなに心動かされることがあるんだ、という衝撃。
まだ手に取っていない人がいれば、絶対読んでほしい作品です。
彼方のアストラ(1~5巻)
『SKET DANCE』や『ウィッチウォッチ』でおなじみ篠原健太先生のSF作品です。
宇宙の彼方に取り残された少年少女が帰還を目指して協力しながら、大きな謎に挑みます。
シリアスとコメディが織り交ざる緩急自在の面白さは、さすが篠原先生。
ネタバレになるので多くは語れませんが、伏線と回収がお見事です。
数学女子(1~5巻)
表紙で勘違いする人がいるかもしれませんが、エッチな漫画ではありません。
女の子たちはかわいいし下ネタもあるけど、エッチな漫画ではありません。(大事なことなので2回言いました)
とある大学の数学科に入学した女の子4人が主役の4コマで、雰囲気としては『月刊少女野崎くん』とかが近いです。
真面目な数学の話はほとんどなく、主人公たちの日常と成長を通じて、「数学」というより「数学科」という世界がどのようなものなのかがわかります。
笑いのセンスがピカイチで、僕にぴったりの作風でした。こういう4コマをずっと読みたい。
エンバンメイズ(1~6巻)
プレイヤーがみな百発百中で的を射抜けることが前提の異色ダーツ漫画。
ダーツ技術が限界に達しているため、どの試合もガチガチの心理戦(あるいは頭脳戦)になっています。
例えるなら、出てくるゲームが全てダーツ縛りの『LIAR GAME』。熱戦の末、主人公の考えが明らかになったときの「してやられた感」が最高です。
なお、スポーツとしてのダーツの面影はほぼないのでご注意を。
この作品を読むと、普通のダーツでは物足りなくなるかもしれません。
リボーンの棋士(1~7巻)
年齢制限で奨励会を退会になった主人公が、数年の休眠期間を経て、改めてプロ棋士を目指す話です。
趣味だと割り切って将棋を指す人、スムーズにプロになれた人、奨励会に入らずプロを目指す人、落ち目のベテラン棋士などなど。将棋に向きあういろいろな立場の人が描かれていて、たった7巻に考えうるすべてのパターンが凝縮されているような気さえします。
特に魅力的なのが、主人公と同じく年齢制限で奨励会を退会になった土屋というキャラ。一見堅物なのに熱い想いを秘めた男で、ある意味主人公より応援したくなります。
あと、内容とは関係ないですが、主人公の服が毎回めちゃくちゃシンプルなのが個人的にツボ。作者には失礼かもしれないけど、決めゴマでも服が白すぎて笑ってしまいました。
ハチミツとクローバー(1~10巻)
美大に通う学生たち(とその周りの大人たち)の恋愛模様を描いた羽海野チカさんの名作です。
僕は基本的に恋愛ものが苦手ですが、「ハチクロ」は好き。Kindle Unlimitedで3巻目まで読んだ後、続きが気になって最終巻までまとめ買いしたほどです。
この漫画が素晴らしいのは、想いを寄せる相手に対して一途なキャラが多いところ。一途だからこそ傷ついたり苦しんだりするわけですが、そうした感情が羽海野先生ならではの優しい絵とポエムですくい上げられていて、目が離せなくなってしまいます。
なんかもう登場人物全員幸せになってほしいですね。
さいごに
個人的に、漫画は長くても20巻前後くらいがベストだと思っています。もちろん何年も続く名作はありますが、いい作品こそ面白いうちに終わってほしいものです。
これからも思わず唸る傑作に出会えることを楽しみにしています。
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