Testosteroneさんの『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方
』を読みました。先日読んだ『超 筋トレが最強のソリューションである
』が面白かったので、こちらもついつい……プロトレーナーでもないし、素性もよくわからないのに、言葉に説得力があるのが不思議ですね。
あらすじ・概要
筋トレ愛好者のTestosteroneさんが、自ら実践する最強の食べ方として、「マクロ管理法」を紹介しています。マクロ管理法とは、自分が摂るべきマクロ栄養素（タンパク質、脂質、炭水化物）を計算し、それに従って食事を組み立てていくシンプルな方法。
基本的な手順は以下の通りです。
①：性別・身長・体重・年齢から基礎代謝を計算する
②：自分の活動量と①をもとに消費カロリーを割り出す
③：目的に合わせて摂取すべき総カロリーを計算
④：総カロリーから、各マクロ栄養素の摂取量を計算
⑤：④をもとに食事をする
本の中では、具体的な計算方法や食べ方の他に、健康と食事について最低限知っておくべき知識がまとめられています。
ちなみに、今回は筋トレそのものの話題についてはほぼ触れられていません。
おなじみの筋トレジョークも少なめで、きっちりした内容でした。
感想・レビュー
やせるだけの食事法じゃない！
マクロ管理法で素晴らしいのが、体重を減らすだけでなく、現状維持や増量にも使えるところ。さすが、マッチョなTestosteroneさんが実践している食事法ですね。
やることは地味ですが、普通のダイエットに比べて応用が効いて便利です。
たとえば、最初はやせるのが目的でも、目標の体重に達したら、カロリーと栄養素の量を「現状維持」の値に計算し直せば大丈夫。
基本的な食事の摂り方は変えずに、そのまま継続できます。
ちなみに、僕は超やせ型。
健康的に太れる方法が書かれた本は珍しいのでありがたいです。
細マッチョくらいまで筋肉がつけられたらうれしいなあ……
もっと炭水化物を増やさなければ！
さっそく紹介されていた式を使って、自分に必要なマクロ栄養素を計算してみました。体重40キロ（やせすぎ！）で、活動量低めの僕の場合、基礎代謝は1297.5 kcal、体重を増やすために取るべきカロリーは、1868 kcalでした。
マクロ栄養素の内わけは以下の通り。
・タンパク質：80 g
・炭水化物：270 g
・脂質：52 g
いやー、思ったより多いですね。
とくに驚いたのが炭水化物。
糖質制限をしている人からしたらあり得ない数値ですよ。
僕でこれなら、マッチョなボディビルダーたちはいったいどれだけ食べているのか……
きっと消化器官も丈夫なんでしょうね。
僕も無理のない範囲で、少しずつご飯を増やしてみます。
野菜はどうすればいいの？
残念なことに、野菜についてはほとんど書かれていませんでした。個人的にはものすごく気になるんですけどね。
マクロ管理法では、あんまり重要じゃないみたいです。
もちろん、適度に食べた方がいいのはわかっていますが、せっかくなら基準となる量を示してほしいですよね。
野菜は意外とおなかにたまるので、必要ないなら減らして、その分ご飯を増やしたい！
少食の僕の悩みです。
こんな人に読んでほしい
『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』は、世間で流行している食事法にいまいち納得できない人に読んでほしい一冊です。糖質制限なんかと比べると、ずっと楽だし健康的だと思います。
摂るべきカロリーや栄養素の量を計算するだけでもためになるので、ぜひ試してみてください。
無料体験もやっているので、まだの人はどうぞ！
Kindleアプリ（無料）を使えば、スマホやタブレットでも読めますよ。
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こっちもおすすめ！
『超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由
』は、筋トレの素晴らしさを科学的根拠に基づいて解説した本です。読めばあなたも筋トレ好きになること間違いなし！
Testosteroneさんのジョークも満載で、読み物としても楽しめます。
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さいごに
表紙のインパクトとは対照的に、紹介されていた食事法はシンプルなものでした。健康ってそんなに難しく考えなくてもいいのかもしれませんね。
とりあえず体重を増やしたいので、栄養バランスに気を付けながら、食事の量を増やしてみます。
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