シャドーイングの教材にはアルクの『究極の英語リスニング』がぴったり!僕の使い方を解説します。

Let'sシャドーイング!_シャドーイングの教材にはアルクの『究極の英語リスニング』がぴったり!僕の使い方を解説します。


みなさんは英語学習法の一つ、シャドーイングをご存知ですか?

シャドーイングとは、耳から聞こえてきた英語を、文章を見ずに、そのまま追いかけるようにまねして発音する、というもの。

発音だけでなく、リスニング力も上がると聞いて、僕は毎日やっています。


ただ、実際始めてみると困るのが、教材に何を選ぶか

ちょうどいいものを見つけるのって、意外と難しいんですよね。


そこで今回は、おすすめのシャドーイング教材として、アルクの『究極の英語リスニング』を紹介します。

僕のやっている使い方も解説したので、ぜひ参考にしてください。

『究極の英語リスニング』とは?

『究極の英語リスニング』とは、アルクの出しているリスニング教材。

使われる英語のレベルに応じてVol.1からVol.4まであり、それぞれ40~50本の英文が収録されています


読まれる英文のジャンルは、日常会話、ビジネス、旅行、ニュースなどさまざま。

読み手(ナレーター)もそれぞれの英文によって異なります。

ストーリーの内容も工夫されていて、毎日続けても飽きません。


今回はシャドーイングの教材として取り上げましたが、もちろん普通にリスニングの練習に使うのもおすすめです。


関連記事:【レビュー】アルクの『究極の英語リスニング』をやってみた感想。毎日聞いても飽きないよ!


英文の長さと単語のレベルがちょうどいい!

『究極の英語リスニング』がシャドーイングに適している理由は2つあります。

①:英文の長さ

まず1つ目が、読まれる英文の長さ。

どの話も1~2分程度で、最後まで通して発音しても口が疲れ過ぎません


シャドーイングの題材としては、TEDやスピーチ動画が勧められることもありますが、どれも長さが5分以上あって、途中で舌やのどに限界が来るんですよね。

細かく区切ってしまうと、きりが悪くなりますし……

1、2分くらいだと集中力も途切れず、継続して取り組むにはちょうどいいです。

②:英語の難易度

2つ目が、英文の難易度。

シャドーイングでは、内容が難しすぎないことが重要です。

意味を考えるのに時間を取られると、発音に集中できませんからね。


その点、『究極の英語リスニング』で読まれる英文は、Vol.1から4までで差はありますが、一度目を通せば話が理解できるレベルです。

和訳もついていて、難しい単語や固有名詞は重要語句としてまとめられているので、いちいち辞書を引く必要がありません


僕は以前ニュースなども試しましたが、意味を調べるのが面倒で挫折しました。

読解ではなく発音の練習なので、慣れないうちはわかりやすい題材を選ぶのが無難ですね。


シャドーイングの練習方法(僕の場合)

ここで、僕がやっている『究極の英語リスニング』を使ったシャドーイングの練習方法を紹介します。

最初に大まかな流れを書いておくと、以下の通り。

①:リスニング
②:和訳・英文を読む(意味を理解)
③:音読
④:オーバーラッピング(音声にかぶせて音読)
⑤:シャドーイング

英文の長さにもよりますが、全部で10~15分くらいで終わります

別の教材でも応用できるので、ぜひ試してみてください。


ちなみに、本に書かれた使い方は完全に無視しています。

あくまでもシャドーイングが目的なのでご注意を!

①:リスニング

まず最初に、一度音声を聴いて、大まかな内容と発音を把握します。

それぞれの英文に問題が付いていますが、別に解かなくても大丈夫です。

何度も繰り返して聴く必要もありません

うまく聴き取れなくても気にせず次へ!

②:意味の理解

次に、目で文章を読んで意味を確かめます。

ここで重要なのは、なるべく時間をかけないこと

辞書を使うのはおすすめしません。

書いてある順番通りに、重要語句、和訳、英文、問題の答え、と目を通していけばOKです。

③:音読

話の内容を理解したら、英文を声に出して音読します。

口が回らなかったり、発音がわからなくても大丈夫。

自分にとってどこが読みづらいのかを把握するのが大切です。

④:オーバーラッピング

続いてはオーバーラッピング。

文章を見ながら、流れる音声にかぶせるように発音します。

できるだけナレーターの口調をまねして発音しましょう!


また、途中で詰まっても、音声を止めずに最後まで一気に読み切ってください

自分の思っていた発音と、正しい発音の違いがよくわかると思います。

⑤:シャドーイング

いよいよ最後はシャドーイング。

文章を見ずに、音声だけを聴いて発音していきます。

ここまでの段階で、ある程度話の内容は頭に入っているはず。

音声に集中してまねしていきましょう。

読み手になりきってジェスチャーなどを交えるのも楽しいですよ。


僕の場合、シャドーイングも1回で終了!

納得できるまで繰り返してもいいですが、とりあえず①~⑤まで、1回ずつで1セットです。

繰り返すより、毎日の継続!

シャドーイングには、一つの英文を徹底してやりこむタイプのやり方もありますが、僕は好きではありません。

理由は次の3つです。

・飽きる
・内容を完璧に覚えてしまい、シャドーイングの練習にならない
・特定の読み手の発音の癖にとらわれる

3番目は、どんなネイティブにも多少は発音に癖があるので、一人にこだわり過ぎるのはよくないという意味です。


もちろん、同じ英文を何度も繰り返しまねするのが好きなら、全く問題ありません。

ただ、僕はそれだと続きませんでした。

シャドーイングはとにかく継続が一番大切なので、無理せずゆるくやるのがおすすめです。


音声はAudible(オーディブル)が便利!

以前の記事でも書きましたが、『究極の英語リスニング』の音声には、Amazonのオーディオブックアプリ、Audible(オーディブル)を利用すると便利です。

Audibleでは、シリーズVol.1~4までが1つのパックになっていて、無料体験をすると、全部まとめて無料で手に入ります

アルクの公式アプリやCDと比べて、速度調節機能などの操作性がよくて使いやすいので、ぜひどうぞ。


Audible公式サイトはこちら


さいごに

シャドーイングはやること自体は単純ですが、継続するのは意外と大変です。

なかなか続かない人は、まずはハードルを下げて、簡単な教材から始めてみてください。

一度習慣になってしまえば楽ですよ!