今回は、anachronism ~ apprenticeまでの5つです。
それでは、元気にいってみよう!
※英語での定義は「ロングマンハンディー英英辞典 米語版」からの引用です。
anachronism(時代錯誤)
anachronismの定義は"person, thing, or idea placed in the wrong period of time"で、日本語に訳すと「時代錯誤」です。The system of your company is anachronism.
(君の会社のやり方は時代錯誤だ)
日常的には上の例文のように「時代遅れ」と同じ意味で使われる場合が多いですが、文字通り「時代の間違い」を表すこともあります。
I found an obvious anachronism in his novel.
(私は彼の小説に明らかな時代錯誤を見つけた)
たとえば、江戸時代の話なのに「年貢を電卓で計算した」みたいな文章が出てきたら、それは時代錯誤になります。
めったにないと思いますが、時代小説を書くときは気を付けましょう。
anorexia(拒食症)
anorexiaの意味は「拒食症」。太るのが怖いなどの心理的な要因で、まともに食事がとれなくなる病気です。語尾に-xiaがつく「~症」は他にもいろいろ。
dyslexia(難読症)
dyspraxia(統合運動障害)
hypoxia(低酸素症)
拒食症とは逆に、ストレスなどで食欲が抑えられなくなる「過食症」は、英語だと"bulimia"です。
また、土や紙といった、普通は口にしないものを食べてしまう症状を「異食症(pararexia)」といいます。
antonym(対義語)
antonymの定義は"word opposite in meaning to another word"で、日本語に訳すと「対義語」です。この単語の対義語は"synonym(同義語)"になります。
「対義語の対義語」ってややこしい……
語尾についている-onymは「名前」や「言葉」という意味。ほかに使われている単語の例はこちら。
pseudonym(偽名、ペンネーム)
homonym(同音異義語)
acronym(頭字語:イニシャルを並べてできた単語)
ちなみに、日本語だと「同義語」と「類義語」では若干意味が違いますが、英語にするとどちらもsynonymです。
僕はこれを知って「へー」と思ったので、取り上げてみました。
文法用語は奥が深いですね。
aorta(大動脈)
aortaは日本語に訳すと「大動脈」。心臓から伸びている太い動脈のことです。以下に血管関連の基本的な単語をまとめてみました。
artery(動脈)
vein(静脈)
blood vessel(血管)
capillary(毛細血管)
医療系の専門用語はよく出てくるので、覚えておいて損はないです。
apprentice(見習い)
apprenticeの定義は"person learning a skilled trade"で、日本語に訳すと「見習い、徒弟」です。注意すべきなのが、定義の中に出てくるtradeという単語。
ここでは「貿易」ではなく、「手に職をつける」の「職」にあたる言葉として用いられています。
とくに専門的な技術を必要とする職業をさす場合が多く、apprenticeはそれを学ぶために弟子入りして働く人のことです。
I worked here as an apprentice for two years.
(私はここで見習いとして2年間働いた)
apprenticeは動詞としても使え、仕事を学ぶ本人を主語にするときは受動態になります。
He was apprenticed to a carpenter.
(彼は大工に弟子入りした)
さいごに
最近は電子辞書やスマホが主流で、紙の辞書は時代錯誤になってきましたね。なんだかさみしいなあ……
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