新型コロナの影響で、どこに出かけるにも気が重い今日このごろ。
クローン病患者の僕にとっては、特定医療費(指定難病)受給者証の更新が大きな懸念事項でした。
ただでさえ面倒な手続きが、今年は一体どうなってしまうのか……。
ところが、市役所から届いた案内を見ると、まさかの神対応。
こんな展開になるとは、完全に予想外でした。
申請不要で自動更新
先日、市から送られてきたのは、「重要なお知らせ」と書かれた二つ折りのはがき。中をめくってみると、「特定医療費(指定難病)受給者証の有効期間の延長について」というタイトルで、新型コロナの感染拡大を受けての対応が記されていました。
それによると、
・現在の有効期間を自動で1年延長
・新しい受給者証は申請なしで郵送
とのこと。
要するに、今年は何もしなくても、役所が勝手に手続きを済ませてくれるわけですね。
僕はてっきり、申請の期間が延長されるくらいだろうと思っていたので、いい意味で裏切られました。
病院や保健センターで書類をやり取りする手間が無くなって、ありがたい限りです。
診断書がいらない!
個人的に一番うれしいのは、臨床調査個人票(診断書)が不要になったこと。診断書って、書いてもらうのにそれなりのお金がかかるんですよね。
値段は病院によって違うみたいですが、僕の通っている病院だと更新用の診断書は1通につき3000円(税抜き)。
だいたい通院日とは別の日に取りに行くはめになるので、余計に交通費もかかります。
自動延長のおかげで今年は金銭的な負担は0ですが、更新の費用はできればこれからもタダでお願いしたいです。
病院の先生は甘くなかった
診断書がいらないのであれば、大腸の検査も不要では?と思ったら、病院の先生はそんなに甘くありませんでした。受給者証自動更新の知らせが来てから病院に行くと、
先生「そろそろ受給者証の申請があるので、大腸の検査ですね」
僕「今年は自動更新で診断書は不要らしいですよ!」
先生「そうなんですか。でも、前の検査から1年以上経っているので腸の状態を見ておかないといけません」
僕「えっ、いや、そんな……」
はい、というわけで、内視鏡の検査はやっぱり避けては通れないようです(泣)
役所の通知には「医療機関への急を要さない受診を減らす」のが目的だと書いてあるんですけどね。
今の担当の先生は真面目な人なので、交渉するのは難しそう。とりあえず全力でごねてみます(笑)
さいごに
難病は基本的には治らない病気なので、そもそも毎年更新の申請をする必要はないんじゃないかと思います。受給者証の使用履歴を見れば、治療が継続されているかどうかはすぐわかりますし。
コロナをきっかけに、いろんな手続きが簡素化されることに期待します。
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