英語の冠詞を克服するにはルールと経験どっちも大事。Kindle Unlimitedで見つけた冠詞の問題集をやってみた感想。

英語の冠詞を克服するにはルールと経験。Kindle Unlimitedで見つけた冠詞の問題集をやってみた感想。


英語で文章を書くとき、いつも頭を悩ませるのが、aやtheといった冠詞。

辞書を見ればわかる単語の意味と違い、冠詞の使い分けは自分で頑張って調べても、正解がはっきりしないまま終わることが多いです。

僕はこれまで何度か英語ブログを立ち上げては挫折してきましたが、冠詞に対する自信のなさが最大の原因だったように思います。

そこで、何か冠詞に特化した問題集はないかと探してみたところ、Kindle Unlimitedで『3つの基本ルール+αで英語の冠詞はここまで簡単になる』というぴったりな本を発見。

一通りやり終えたので、今回はその感想を書きます。

13のルールは巻末に

この問題集に取り組むうえで、僕は大きなミスを犯しました。

巻末で解説されている「13のルール」の存在に、問題をすべて解き終えるまで全く気がつかなかったのです。

途中で何度も「タイトルの割にルールについてちゃんとした説明がないなあ」と思いましたが、まさか問題の後ろに掲載されているとは……。

紙の本であれば、購入時にパラパラとページをめくって、事前に全体の構成を確認できたはず。

どこに何が書かれているのかすぐに把握しづらい、電子書籍ならではの失敗ですね。


ただ、問題にはそれぞれ答えとともに丁寧な解説が付いていて、学習する上でとくに支障はなし。

むしろ、先にたくさんの具体例に触れていたおかげで、最後に読んだ「ルール」がより深く理解できた気がします。

結果的に、冠詞への苦手意識はだいぶ払拭できたので、これも「怪我の功名」ということにしておきましょう。


ルールは知っているだけで役に立つ

この本で紹介されている13のルールは、無冠詞、a/an、theの基本的な性質をまとめた「3つの大ルール」と、名詞のグループごとに冠詞の使い分けを整理した10つの「応用ルール」に分かれていました。

個人的に役立ったのは、応用ルールの方。

施設名や書物の名前など、一つ一つ覚えていかなければならないと思っていた冠詞にも、意外ときちんとした規則があって勉強になりました。

ルールを頭に入れておけば、自分の感覚に頼らず正しい冠詞を導けるので、ぜひ何度も参照して記憶に定着させたいです。

今回は電子書籍を利用しましたが、この本のようにルールが一覧になった教材は、紙で一冊持っておくと便利かもしれません。


使いこなすには経験も必要

英語の冠詞は、ルールを覚えることも大事ですが、使いこなすにはある程度の慣れが必要だと思います。

実際この問題集を解いていても、即答できる問題が増えていく一方で、いつまでも迷いが消えないタイプの問題もありました。

やはり、普段冠詞を意識する機会がない日本人にとっては、限定されているのかいないのか、微妙なニュアンスの違いがどうしてもわかりにくいです。


おそらく、冠詞の使い分けを身に付ける一番の近道は、自分の書いた英文を誰かに添削してもらうことでしょう。

単に英語で発信するだけだとフィードバックがなく効果が薄いのは、すでに試して実感済み。

次回英語ブログを始めるときは、何かしら自分の書いた文章の正誤を判定できる仕組みを整えてからにします。


さいごに

英語の問題集には、痒い所に手が届くような、細かい分野に特化した本がたくさんあります。

Kindle Unlimitedで読み放題になっているものも多く、非常にありがたいですね。

冠詞はまだまだ修行不足なので、手ごろな教材を見つけたら遠慮なく活用させていただきます。