英語でブログを書くのが難しいのは「英語力」ではなく「ブログ力」が足りないから。本当にブログでなくちゃダメなのか?

英語でブログを書くのは難しい。これまで定期的に思い立ってはブログを開設し、そのたびに長続きせず挫折してきた。最初は英語力が足りないのだと思っていたが、失敗を繰り返すうち、原因は「英語」ではなく「ブログ」の方にあるのだと気づいた。

例えば、英会話の場合、元々日本語でのコミュニケーションが苦手な人は、いくら英語の知識を身につけても、しゃべりはなかなか上達しない。同じように英語ブログでも、英語うんぬんの前に、ブログそのものを書く力が必要だ。

では、具体的にブログのどういったところが継続を難しくする要因なのか? とくに英語で書く際には、以下の2つの点がネックになると思われる。

・タイトルの必要性と文章量
・匿名性の維持


それぞれについて、対処法(というより代替案)とともにもう少し詳しく書いていく。


長く書けないならTwitter

まず、ブログではある程度の長さのある文章を書かないと、体裁が整わない。厳密にルールがあるわけではないが、3行くらいで終わってしまうと相当な違和感がある。

加えて、ブログでは記事ごとにタイトルをつける必要がある。英語の場合、大文字と小文字の区別など、本文以上に頭を使う。

こうした部分で躓くのであれば、ブログではなくTwitterを利用したらどうかと思う。単に日々の出来事や思い付きを書くだけなのであれば、わざわざブログにこだわらなくてもいい。短めの文章を1日に複数回投稿するならTwitterの方が適している。

昔はネットでの発信の手段は限られていたが、今はいろいろなSNSがある。なぜブログを選ぶのかは一度よく考えてみるべきだろう。


公開しないのも一つの手

次にブログで悩ましいのは、匿名性の維持である。自分の生活を詳細に書き記してしまうと、身元が特定される危険がある。英語で長い文章が書きやすいのは、家族や仕事、実体験についてだが、いずれもネットに公開するのは気が引ける。どこまで詳しく書くかを考えると筆が進まなくなってしまう。

英語ブログの目的がライティングの練習であるならば、文章を公開しないのも一つの手だ。紙の日記や非公開ブログなど、自分のためだけに文章を書くのも悪くない。発信が当たり前になった今の時代では、他人に情報を明かさない方が逆に贅沢なのではないかという気もする。

文章を書きためるツールとして、個人的におすすめなのはGoogleの「Keep」というアプリだ。主に想定されているのはメモとしての利用だが、長い文章も書けるし、画像の挿入も簡単だ。タグをつけたり、検索ができたりと、ブログに近い機能もある。Googleアカウントがあれば端末間で情報を同期できるもの魅力。便利なのでぜひ使ってみてほしい。


それでもブログが好き

ここまでブログ以外の選択肢について書いたが、僕はやはりブログで英語の文章が書きたい。SNSと違って、ブログには自分だけの隠れ家みたいな居心地の良さがある。ネットに公開されているのは同じでも、他者との適度な距離感が保たれているところが好きだ。日本語のブログは曲がりなりにも3年は続いているので、英語でもどうにかならないかと試行錯誤中である。

計画としては、TwitterやKeepで短い文から英語ライティングの修行をしつつ、ブログで日本語のまとまった文章を組み立てられるよう練習。最終的に「英語でブログ」という流れを想定している。

内容は日記になるのか特化ブログにたどり着くのかわからないが、あれこれ構想を練りながら楽しもうと思う。


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