まだ5月なのにエアコン始動。クローン病患者の身にはこたえる。

まだ5月だというのに、家族がエアコンをつけ出した。確かに気温は高い。それはわかる。しかし、体重40kgしかないクローン病患者にとってはいささか身にこたえる「涼しさ」である。

実家暮らしの僕には、エアコンを切ってくれ、などという発言権はない。できるのは、先日しまったばかりのカーディガンを引っ張り出してきて羽織るくらいだ。季節の変わり目には、いつも服装の逆戻り現象が起こる。毎年「そういえば夏もエアコンがあるからカーディガンが必要なのだった」という発見を繰り返している。人間は学ばない。

エアコンの利用について、我が家では暑いと感じる人に合わせるのが基本ルールとなっている。以前あまりの猛暑で基盤が溶け、パソコンが故障したのが親のトラウマになっているらしい。脂肪の蓄えがない僕にはきついが、食べ物が悪くなるのを防ぐ意味でも、室温を低く抑えておくのは合理的だと思う。

空調に限らず、家族は僕がクローン病であることを普段意識していない。目の前でアイスやカレーを食べられるのはちょっともどかしいけれど、変に気を遣われるよりはマシだ。

エアコンに関しては、自室に戻れば影響はほぼないから、最低限リビングで食事をとるときだけ耐え忍べばいい。逆に、僕の部屋には冷房がないので、夏の暑さにはうちわと扇風機で闘いを挑まなくてはならない。果たして、今年の夏の気温はどこまで上がるのか?どうかお手柔らかに頼みたい。


さいごに

よくよく話を聞いてみたところ、今回エアコンをつけたのは、夏本番に向けた試運転だったらしい。本格的な夏が来てからエアコンに不具合があると修理も買い替えも混み合うので、5月ごろに一度きちんと動くか確認をしておいた方がいい、とテレビで言っていたとのこと。

無事にエアコンは起動したみたいで、めでたしめでたし。


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