【感想】あなたの想像するキクノンは?東野圭吾『沈黙のパレード』を読んで。

普段本を読まない父が、映画の宣伝を見て気になるというので買ってきた『沈黙のパレード』。

最近ベストセラーにはあえて手を出さないようにしていましたが、やはり東野さんはさすが。

唸るしかないくらい面白かったです。



キクノンを描いてみた

今回の事件はとある商店街が舞台。犯行に関わっているであろう人々の視点と湯川たち推理チームの視点が見事に使い分けられていて、構成のうまさに引き込まれました。

東野さん、小説書くのどんどん上手くなってる気がする……。

具体的な事件の中身に関してはネタバレになりそうなので割愛します。


さて、作中では商店街のパレードに商店街のマスコットキャラクターである「キクノン」のバルーンが登場します。

造形が描写されているのは、湯川の「カエルの怪物か」というセリフと、以下の夏美のセリフの2つです。

「カエルに見えるけど、じつは架空の生き物。目玉みたいなところが耳で、鼻の穴みたいなのが目です。このパレードのために作られた、所謂ゆるキャラってやつ。名前はキクノン」

せっかく絵の練習中なので、僕も想像で描いてみました。

それがこちら。(画像がやたらデカいのはご愛嬌)

キクノンのイラスト

バルーンが縦にぬーんと伸びていると思ったので、フォルムも人型に近い感じをイメージしました。いかがでしょう?(ちなみに、色は全体的に黄色)

調べてみると、キクノンは『沈黙のパレード』出版時にデザイン募集が行われていて、東野圭吾さん本人の審査により、公式に見た目が決まっていたのでした。

僕のイラストとはだいぶ印象が違いますね(笑)

参考:【結果発表!】ガリレオ誕生20周年&『沈黙のパレード』刊行記念キャンペーン「キクノン」デザインを東野圭吾さんが決定!


とはいえ、自分の頭の中で映像を思い浮かべるのが小説の醍醐味。

僕は僕のキクノンを大切にしたいと思います。


さいごに

ガリレオシリーズは最初にドラマで見てしまったので、主人公の湯川が福山さんの顔で完全に固定されています。

内海役の柴咲コウさんもはまり役で、小説で読んでも違和感がなく素晴らしいです。


関連記事:【比較】AmazonのAudible(オーディブル)とKindle Unlimitedはどっちがいい?それぞれのメリット・デメリットまとめ。

関連記事:世界の名作が勢ぞろい!Kindle Unlimitedで読める光文社古典新訳文庫おすすめランキング。