世界の名作が勢ぞろい!Kindle Unlimitedで読める光文社古典新訳文庫おすすめランキング。

世界の名作が勢ぞろい!Kindle Unlimitedで読める光文社古典新訳文庫おすすめランキング。


AmazonのKindle Unlimitedでたくさんの作品が読み放題なのが、光文社古典新訳文庫。

世界の有名な古典文学を、堅苦しくなく読みやすい日本語で訳したシリーズです。

今回は、僕がこれまでに読んだ光文社古典新訳文庫を、よかった順にランキング形式で紹介します。


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光文社古典新訳文庫おすすめランキング

第1位:夜間飛行

僕のイチ押しは、サン=テグジュペリの『夜間飛行』。

当時まだ危険だった、夜間の郵便飛行に携わる人々の物語です。

嵐に遭遇した飛行機が、絶体絶命のピンチに陥ります。

星空の描写がきれいで、緊迫した状況を忘れてしまうほど。

夜の静けさをまとった文章を、ぜひ堪能してください。


関連記事:サン=テグジュペリ『夜間飛行』を読んだ感想。危険な空の旅を美しく描いた文章にうっとり。

第2位:1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』は、O・ヘンリーの短編集。

有名な「最後の一葉」など、21編の作品が収録されています。

どの話にもきちんと落ちがついているので、結末を予想しながら読むと楽しです。

僕がとくに面白かったのは、以下の5つ。

・最後の一葉
・意中の人
・賢者の贈り物
・多忙な株式仲買人のロマンス
・心と手

一つ一つの作品は短めでテンポよく読めるので、長い文章が苦手な人にもおすすめです。


関連記事:O・ヘンリー『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』を読んだ感想。落ちがあるから安心して読める。

第3位:トム・ソーヤーの冒険

トム・ソーヤーの冒険』は、やんちゃな少年トムと、その仲間たちの活躍を描いた物語。

前半は日常的なエピソードばかりで少し退屈でしたが、後半話が盛り上がってきて一気に引き込まれました。

本格的な「冒険」が始まるのは23章あたりからなので、もしつまらないなぁと思っても、そこまでは粘ってほしいです。


関連記事:思っていたより命懸け。マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』を読んだ感想。

第4位:老人と海

第4位は、ヘミングウェイの『老人と海』。

全盛期を過ぎた漁師のサンチャゴが、一人沖へと舟を出し、カジキマグロと激闘を繰り広げます。

決着の後に訪れる試練は、大自然の無慈悲さを感じさせるものでした。

読み終えると、タイトルがなぜ「老人とカジキ」ではなく「老人と海」なのかがわかります。


関連記事:ヘミングウェイ『老人と海』を読んだ感想。老人もカジキも海には勝てない。

第5位:車輪の下で

優等生だった少年ハンスが、厳しい受験をきっかけに段々と破滅していく話です。

僕は学生時代それなりに成績がいい方だったので、主人公の姿に自分を重ねて泣きそうになりました。

勉強が得意だからといって、学問に身を捧げるべきなのか。

学校関係者や子を持つ親に読んでもらいたい作品です。


関連記事:ヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』を読んだ感想。少年の苦悩はいつの時代も変わらない。

第6位:人間の大地

飛行士として活躍したサン=テグジュペリのエッセイ。

『夜間飛行』や『星の王子さま』がどのような経験をもとにして書かれたのかを知ることができます。

砂漠に墜落したときの話は壮絶で、そこで語られる死生観には驚きました。

ついメモを取りたくような表現がたくさん出てきて、僕のハイライトの数はすごいことになってます。


関連記事:サン=テグジュペリ『人間の大地』を読んだ感想。僕らはみんな王国の君主。

第7位:白夜/おかしな人間の夢

第7位はドストエフスキーの『白夜/おかしな人間の夢』。

いくつかの作品が収録されていますが、やはり表題作の「白夜」が一番よかったです。

物語の主人公は、孤独で夢想家の少年。ある晩少女ナースチェンカと出会います。

真夜中に交わされる2人の会話は幻想的で、最後は胸がきゅんと締め付けられるような切ない終わり方。

僕の中の難解そうなドストエフスキーのイメージが覆された作品です。


関連記事:ドストエフスキー『白夜/おかしな人間の夢』を読んだ感想。暗い現実には夢が必要?


さいごに

Kindle Unlimitedでは、他にも膨大な数の光文社古典新訳文庫が読み放題になっています。

たぶん僕の読書スピードだと、一生かかっても読み切れないくらい。

最近ピンとくる本がないなぁと思っている人は、ぜひ古典作品にも目を向けてみてください。