「へー」と唸る知識が身に付く。Audible(オーディブル)で聴ける教養系のおすすめ本まとめ。

「へー」と唸る知識が身に付く。Audible(オーディブル)で聴ける教養系のおすすめ本まとめ。

AmazonのAudible(オーディブル)では、ジャンルを問わず様々な本が聴き放題の対象になっています。

中でも僕のおすすめは、新しい知識が得られる教養系の本

文字で見ると堅苦しい内容でも、音声で聞くとスッと頭に入ってきます。


というわけで今回は、僕がAudibleで聴いてよかった、面白くてかつ勉強になる本をご紹介。

レビューというより感想っぽくなってますが、本選びの参考になれば幸いです。


※注意
Audibleの聴き放題対象作品は変更になる可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

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Audibleのおすすめ本(知識・教養系)

物価とは何か

渡辺 努 (著), 柴野 嵩大 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

身近なようでつかみどころのない「物価」について、初歩から深いところまで丁寧に解説した本。

無数にある商品の値段からどのようにして物価を算出しているのか、インフレやデフレはなぜ起きるのか、日銀は何をやっているのかなど、物価に関する疑問の答えが素人にもわかりやすく書かれています。

聴いていて感じたのは、理論には限界があり、物価の動きを予測したりコントロールしたりするのは一筋縄ではいかないということ。

僕たち一般市民の「予想」など不確実な要素も絡んでいて、物価の安定を目指す日銀の仕事は大変だなと思います。

世界を変えた10冊の本

池上 彰 (著), 早川 諄 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

ニュース解説でおなじみ池上彰さんが、世界に大きな影響を与えた本を10冊選んで紹介しています。

取り上げられているのは、『アンネの日記』、聖書、コーラン、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、『資本論イスラーム原理主義の「みちしるべ」』、『沈黙の春』、『種の起源』、『雇用、利子および貨幣の一般理論』、『資本主義と自由』の10冊。

名前は知っていても自分で読むのは気が引ける難解な本ばかりですが、池上さんの解説を聞くと、どれも途端に面白く感じられるから不思議です。

本の引用と解説を織り交ぜた構成の仕方がうまく、ついつい聴き入ってしまいました。


Audibleでは、『池上彰の世界の見方』や『知らないと恥をかく世界の大問題』シリーズも聴き放題の対象になっていますが、個人的には全部おすすめ。

Audibleで聴く本に迷ったときは、とりあえず池上さんの作品を選んでおけば間違いないです。

歴史学者という病

本郷 和人 (著), 茶川 亜郎 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

大河ドラマの時代考証などで知られる著者が、歴史学者の仕事について書いた本。

ほとんど本郷さんの自伝になっており、歴史研究者としての苦労や葛藤が悲哀を込めて語られています。

この本の見どころ(聴きどころ)は、何といってもナレーション。

低い声での朴訥としたしゃべり方が内容や文体にものすごくマッチしていて、まるで本郷さん自身が朗読しているかのような錯覚を起こしました。

Audibleでは小説以外でもいろんな声質のナレーターが採用されていて楽しいですね。

史上最強の哲学入門

飲茶 (著), 白井 悠介 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

偉大な哲学者たちを地下闘技場のファイターのごとく紹介していく、なんとも風変わりな哲学入門書。

内容はいたってまともなのですが、ナレーションの熱量が異様に高く、めちゃくちゃ面白かったです。

企画としての目新しさだけでなく、読者(聴者?)を引き込むストーリー仕立ての解説もよくできており、タイトル通り「史上最強」の哲学入門書といっても過言ではないと思います。


この本には『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』という続編があるのですが、こちらはAudibleでは聴き放題の対象になっておらず、ちょっと残念。

オーディオブックは普通に買うと高額で手が出ないので、Kindle版で買って読もうか迷い中です。

地球の中身 何があるのか、何が起きているのか

廣瀬 敬 (著), 小船 彰人 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

一番身近な惑星なのに未知の部分が多い「地球」の中身について解説した本。

今まで理解が曖昧だった地殻やマントルといった用語の定義がきちんとわかり、地球の内部構造をより鮮明にイメージできるようになりました。

僕は大学時代に「地球惑星科学」という授業を取っていたのですが、ぶっちゃけ半年間の講義(90分×15回)よりもこのオーディオブックを聴いていた7時間の方が有意義だった気がします。

直接観測できず推測するしかない部分も多いけれど、それもまた科学の正しいあり方。

地球の最深部へと知識を「深堀り」してくれる、聴いていてわくわくする一冊です。

脳を司る「脳」

毛内 拡 (著), 柴野 嵩大 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

脳のニューロン「以外」の部分にスポットライトを当てた脳科学の本。

一般的な脳科学の本は、脳の機能面やホルモン物質との関わりばかりに注目しがち。

そもそも脳は何からできているのか、脳を基本的な構成要素からじっくり説明してくれる本はありそうでなかったと思います。

添付資料も豊富で、図や写真を見ているだけでテンションが上がりました。


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グリア細胞や脳脊髄液など、脳には未知の可能性を秘めた研究領域がたくさん。

神経細胞と電気信号だけでは語り尽くせない脳の複雑さに、生命の神秘を感じます。


さいごに

Audibleで教養系の本を聴いていると、昔受けた大学の講義を思い出します。

大学の授業料を考えると、月額1500円でいくらでも本が聴けるAudibleは超お得。

せっかくの聴き放題サービスなので、気になる本はじゃんじゃん聴いて、好奇心を満たしましょう!


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