【短歌日記】二時間でやっと気づいたそうだった置いてけぼりはぼっちではない

二時間でやっと気づいたそうだった
置いてけぼりはぼっちではない


Amazon Primeで映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』を見た。オモコロの原宿さんが8恒河沙点をつけていたので前から気になっていた。原宿さんの使っていた「ウェルメイド」という言葉がぴったりな作品。主人公の大人っぽさと子どもらしさが入り混じった不安定な感じがたまらない。吹き替え声優さんのぶっきらぼうな声もよかった。

僕なりに点数をつけようと思って見始めたが、途中でその気も失せた。場面場面で心に浮かんだ感情を無機質な数字で括ってしまうはやめにしておきたい。


ポール・ジアマッティ (出演), ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ (出演), アレクサンダー・ペイン (監督)


最初、この映画の副題の「置いてけぼり」という言葉を、頭の中で勝手に「ひとりぼっち」と置き換えて認識していた。しかし、もちろん「置いてけぼり」と「ひとりぼっち」は意味が違う。作中の主人公は友達がみんないなくなって「置いてけぼり」を食らうが、面倒見の良い教師やおばちゃんがそばにいるから、決して「ひとりぼっち」ではない。

「置いてけぼり」かつ「ひとりぼっち」のホリディといえば『ホーム・アローン』くらいだろう。ただ、こちらも泥棒たちと楽しく遊んでいるようにも見えて、孤独感はあまりない。コミュニケーション不在の真の意味での「ひとりぼっち」になるのは、意外と難しいのかもしれない。


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