読書と英語学習を楽しむ30代実家暮らしのブログ
日記・雑文
短歌と読み 生活の滋味を伝えて晒さない ハッシュ関数としての短歌 せいかつのじみをつたえてさらさない はっしゅかんすうとしてのたんか コメント 公開するしないに関わらず、短歌で日記をつけるのは楽しい。31音は後から振り返って読もうと思えるぎりぎりの長さ。
日記・雑文 本の感想・レビュー
短歌と読み 溜め込んだ熱と脂肪を少しだけ 分けてほしいな対義語の姫 ためこんだねつとしぼうをすこしだけ わけてほしいなたいぎごのひめ コメント 石田夏穂さんの『 ケチる貴方 』を読んだ。会社の時代遅れな慣習や周囲の偏見を容赦なく切り捨てていく主人公の言葉が爽快。自分に対しても甘え...
短歌と読み ハンガーの折れた下辺をごみ箱に 捨ててはみ出す寂寥の丈 はんがーのおれたかへんをごみばこに すててはみだすせきりょうのたけ コメント 長い棒状のものを捨てるときの正しい作法がわからない。片方だけ曲がってきた箸もそろそろ処分せねば。
健康・食事 日記・雑文
短歌と読み 追撃も辞さぬ構えの大雨に ホクホクかぼちゃ食し備える ついげきもじさぬかまえのおおあめに ほくほくかぼちゃしょくしそなえる コメント 久しぶりにおいしいかぼちゃに出会えた。ホクホクは正義。
短歌と読み 日に焼けたポスターの中白と青 球追う君の無敵の静止 ひにやけたぽすたーのなかしろとあお たまおうきみのむてきのせいし コメント 本屋さんの窓に貼られている『 ブルーロック 』のポスターがやたらに色褪せている。日に焼けると青系統の色だけが残って、タイトルにぴったり。
短歌と読み 笑う門には福来る八文字を 埋める旅路の風は涼やか わらうかどにはふくきたるはちもじを うめるたびじのかぜはすずやか コメント 早坂吝さんの『 ○○○○○○○○殺人事件 』を読んだ。誰かに読ませて笑い合いたいが、身内に薦めるのは憚られる。一人で笑うしかない。 おい、やっ...
短歌と読み 溶け落ちた氷壁の味追い求め 飲む海水の苦さに呻く とけおちたひょうへきのあじおいもとめ のむかいすいのにがさにうめく コメント 創作のネタ探しに学生時代の思い出を振り返っていると、いろんな方向性で追い詰められていた記憶ばかりよみがえってきて、大ダメージを受ける。 漫画...
短歌と読み 深淵の縁は光に満ち溢れ 回るレコード孤独を歌う しんえんのふちはひかりにみちあふれ まわるれこーどこどくをうたう コメント ベッキー・スメサーストさんの『 あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている 』を読んだ。 正直あまり間違っていなかった...
短歌と読み 大きさは関係なくて右端の ランドルト環やたらにブレる おおきさはかんけいなくてみぎはしの らんどるとかんやたらにぶれる コメント メガネをかけても視力が一定以上に上がらず、全体的にダブって見える。左目の場合は特に視界の右端のブレがひどい。 メガネ屋さんで眼科の受診を勧...
短歌と読み パーカーを着てパーカーを脱ぐまでに 秋は巣穴へ帰って二度寝 ぱーかーをきてぱーかーをぬぐまでに あきはすあなへかえってにどね コメント 朝家を出るときは肌寒くても、職場に着くころには暑い。子どものころ季節感がどうだったか、ちゃんと記憶していれば今と比較して楽しめたのに...
短歌と読み 舞う蝶を追う人もまた蝶となり 森に差す日を後翅に透かす まうちょうをおうひともまたちょうとなり もりにさすひをこうしにすかす コメント 円城塔さんの『 道化師の蝶 』を読んだ。 難解過ぎて何度読んでも作者の意図を正確に汲み取れる気がしないが、だからといって「意味わから...
短歌と読み 世間から見れば誰もが情報の 破片を縫ってできたハリボテ せけんからみればだれもがじょうほうの はへんをぬってできたはりぼて コメント 世の中の大部分の人は自分とは直接生身で会ったことがなく、「そういう人がいる」という情報だけで存在を認識している。最近相次いでいる個人情...
短歌と読み 地元民だけが知ってる福岡の 景色の中に小石を落とす じもとみんだけがしってるふくおかの けしきのなかにこいしをおとす コメント 森バジルさんの『 探偵小石は恋しない 』を読んだ。 著者が福岡在住らしく、舞台が福岡。主人公の探偵事務所が地下鉄西新駅近くという設定だけでテ...
短歌と読み 交差点行き交う人の人生を 等しく止めて去る救急車 こうさてんゆきかうひとのじんせいを ひとしくとめてさるきゅうきゅうしゃ コメント 青信号を渡ろうとして救急車に足止めされた時間を全て足し合わせて、人生の最後にロスタイムとして計上してほしい。(ドラマの『 ロス:タイム:...
短歌と読み 真っ黒な嘘を濾過した上澄みの 真心だけが理をなす まっくろなうそをろかしたうわずみの まごころだけがことわりをなす コメント 漫画の『 LIAR GAME 』が面白過ぎる。昔見たドラマもよかったけど、原作の魅せ方も好き。それぞれ微妙に設定が違うので、大まかな筋を知って...
短歌と読み 宙に浮く母は手を振り微笑んで またねと言ったまたやって来た ちゅうにうくはははてをふりほほえんで またねといったまたやってきた コメント 『 あたしンち 』の21巻を読んだ。いったん連載が終了したときの最終巻。タイトルとの位置関係のせいか、表紙に描かれたお母さんが宙に...
短歌と読み AIが黒幕なんて浅はかな 結末がもう明日の一面 えーあいがくろまくなんてあさはかな けつまつがもうあすのいちめん コメント AIに仕事を奪われることを若者言葉で「ギュられる」というらしい。「ギュ」というのが心臓を掴まれる音みたいで、仕事だけでなく命まで奪われそう。 A...
短歌と読み 刑法に書かれていないささやかな 罪の花束冥土の土産 けいほうにかかれていないささやかな つみのはなたばめいどのみやげ コメント 原田ひ香さんの『 一橋桐子(76)の犯罪日記 』を読んだ。 罪を犯せば信用を失うという当たり前の事実がここまで身に沁みた小説は初めてかもしれ...
短歌と読み 決戦に向けた助走は涼やかに 十二通りの秋が交わる けっせんにむけたじょそうはすずやかに じゅうにとおりのあきがまじわる コメント 11月に行われる福岡市長選。まだ公示前だが、党の紹介をする宣伝車が走っていたり、朝の交差点で名乗ることなくひたすら挨拶している人(のぼりに...
短歌と読み 純白の背中にかかる人命の 重さで倫理の海へと沈む じゅんぱくのせなかにかかるじんめいの おもさでりんりのうみへとしずむ コメント 中山祐次郎さんの『 泣くな研修医 』を読んだ。 研修医は社会人としては1年目でも、患者にとっては医者であることに変わりはない。新人なのに「...
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