【短歌日記】白黒を聞き取れなくて正される令和はいつから冷和になった?

白黒を聞き取れなくて正される
令和はいつから冷和になった?


昨日の記事で書いた通り、長年使っていた置き時計が壊れてしまったので、電気店に買いに行った。会計の際、交通系ICカードで支払いをしようとしたが、読み取り機には本体の黒い部分と上部の白い部分の2か所にカードを読み取る場所があった。店員さんが「○○い枠にタッチしてください」と言ったが、小さい声で聞き取れない。とりあえず黒い本体にカードをかざしたところ、「白い枠です」と正された。その声があまりに冷たく、まるで怒っているようだった。目も全く笑っていない。僕は小心者なので、その態度にむかついたりイライラしたりはまったくなく、ただただしょんぼりしてしまった。

最近、コンビニやスーパーでも愛想のない店員さんにちょくちょく遭遇する。仕事だから給料以上のことはしないという意思表示なのか、単に人と話すのが苦手なのか、声に全く心がこもっていなかったり、ボソッとつぶやくようにしゃべったりする。

海外では店員さんの対応が素っ気ないとよく聞くが、だからといって、日本がそうなっていくのもしかたがない、とは思わない。接客業だからという以前に、人とのコミュニケーションにおける最低限のマナーとして、ある程度の優しさや思いやりは必要だと思う。こんなことを書くと老害だと叩かれるかもしれないが、本心だから構わない。令和の時代は、冷和より温和な世の中になってほしい。