8月に読んでよかった本を3冊選んで紹介します。
今回取り上げた作品は、いずれも電子書籍(Kindle版)で読みました。
よかった本トップ3(2025年8月)
第1位:コンビニオーナーぎりぎり日記
コンビニ経営の実情をフランチャイズ店舗のオーナーがぶっちゃけた一冊。
経営者でありながら労働者でもあるオーナーの壮絶な働きっぷりに、社会のひずみを見た気がします。
近くて便利なコンビニがこれからも存在し続けられるのか、ちょっと心配……。
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第2位:ババヤガの夜
ダガー賞を取ったと話題になっていたので読みました。
予想以上に暴力描写がすさまじく、その力強さに気を取られているうちに、ミステリーとしての仕掛けに足をすくわれました。
この作品でしか味わえない独特なカタルシスがあって、評価が高いのもうなずけます。
第3位:センスは5%
文章全体からにじみ出る長島さんの人柄にやられました。
会社が会社として成り立つためのルール作りと社員たちへの敬意。
コンテンツを作る側だけでなく、支える側もかっこいいなと思いました。
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さいごに
あえてランキングには入れませんでしたが、『GOAT』という文芸誌がめちゃくちゃよかったです。(「愛」と「悪」どっちも読みました)税込み510円なのに、クオリティ高すぎ!
知らぬ間に出版業界に革命が起こっていてビビりました。
電子書籍でも読みやすかったけど、次回は紙版を買ってみたいです。
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