【2026年5月】今月読んだ本の感想まとめ

【2026年5月】今月読んだ本の感想まとめ(感想・レビュー)

5月に読んだ本の感想を書いていきます。

今月は「値上がり前に!」と思って任天堂Switch2を購入したため、若干冊数少なめです。


読書記録(2026年5月)

花の鎖

湊 かなえ (著)
登場人物の名前やタイトルから序盤でおおよその構造には見当がついたが、仕掛けに気づいたからこそ、期待通りに物語が収斂していく美しさに引き込まれた。洗練された様式美。たまにはイヤミスじゃない湊かなえもいい。

父が全裸で倒れてた。

実家で父が倒れているのを発見した著者が、入院生活のサポートや病院での手続きに奔走する様を描いたコミックエッセイ。僕自身ICUに入院したことがあり、父の年齢も70歳を超えているので、とても他人事とは思えなかった。

もし親が同じような状況になったら、著者のようにテキパキと対処できる自信がない。でもいつか必ずそのときは来る。いい加減大人としての自覚を持たないとヤバいなと気を引き締められた。

日本が心配

南海トラフ地震への対策や震災後の日本のあるべき姿について論じた本。タイトルが紛らわしすぎるので、せめて副題をつけて地震が主なテーマだとわかるようにすべきだと思う。

地震は時期も規模もはっきり予測ができないので、なんだかんだいって対応は後手後手になるだろう。震災によって生まれた自然が復興によって壊されるということはあまり意識したことがなく、ちょっと新鮮だった。個人的には復興優先でいいのでは?と思うが、自然保護に全力をかけられる人がいるということは覚えておきたい。

spring(スプリング)

恩田陸 (著)
バレエ特有の純潔さを体現したかのような淀みのない文章。改行や1行空けのタイミングはリズムに合わせてステップを踏んでいるようだった。バレエ素人に文字だけでバレエを感じさせる筆力に感服。最初から最後まで美しい。

国道沿いで、だいじょうぶ100回

入院中の孤独や絶望感については共感しかない。何も持ってこなくていいし、何もしゃべらなくていいから、少しの間そばに座っていてほしい。家族がお見舞いに来ることが大きな励みになることは、自分が入院するまでピンとこなかった。今回「わかる!!!」と思えたことで、つらい経験が報われた気がしてうれしかった。

ダウン症の弟さんの成長は読んでいて微笑ましい。たぶん文章には書けないような悲しいこともたくさんあったと推察されるが、彼の自己肯定感の高さが母や姉から浴びた「だいじょうぶ」の威力を物語っている。

コンビニ兄弟

序盤から暖かいラストを迎えるのだろうとわかる雰囲気があって安心して読めた。もしまた入院することがあれば、これの続編を持っていきたい。

門司港は同じ福岡なのにどこか異国情緒があり、そこに漫画チックな造形のキャラが描かれることで、架空の土地っぽさが増している。実際に一度だけ門司港へ行ったことがあるが、コンビニがあるイメージが全然ないので、小説って面白いなと思う。


さいごに

30歳を過ぎると、小説の登場人物が自分より年下のことが増えてきて、僕も年を取ったなと感じます。

ただでさえ実家暮らしの半日勤務なのに、Switch2も買ってしまったし、これが世にいう「子ども部屋おじさん」ってやつかもしれませんね。

まさかこんな大人になるなんて想像していませんでしたが、一応働いたお金は家に入れているので大目に見てください。


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