【明解】池上彰『世界を変えた10冊の本』のレビュー。学生時代の自分に読ませたい!

感想・レビュー_世界を変えた10冊の本_池上彰『世界を変えた10冊の本』の書評。学生時代の自分に読ませたい!


AmazonのAudible(オーディブル)で池上彰さんの『世界を変えた10冊の本』を聴きました。

これまで世界に大きな影響を与えてきた「10冊の本」を、池上さんがわかりやすく紹介している本です。

テレビに引っ張りだこなだけあって、解説の素晴らしさに感動しました。


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感想・レビュー

もっと本を読まないとなあ……

「世界を変えた10冊」として取り上げられていたのは以下の通り。

みなさんはいくつご存知ですか?
1. アンネの日記
2. 聖書
3. コーラン
4. プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
5. 資本論
6.(イスラム原理主義の)道しるべ
7. 沈黙の春
8. 種の起源
9. 雇用、利子および貨幣の一般理論
10.資本主義と自由
僕が知っていたのは太字にした6冊。

といっても、内容を何となく聞いたことがあるだけで、実際に読み通したわけではないんですけどね。

残りの4つに関しては、名前すら知りませんでした


なのに、解説を聴いてみると、どの本も社会に与えた影響は想像以上にすさまじいもの。

いやー、「趣味は読書」といっているのが恥ずかしいですね。

解説書や入門書を読んで、もっと勉強します!

複雑な「宗教」がまるわかり!

全体の半分以上を使って説明があったのが、宗教について

正直僕は、なんだか近寄りがたくて苦手でした。


でも、今回池上さんの解説を聴いてすっきり!頭の中のもやもやが晴れて感動です。

とくに、別々のものだと思っていたユダヤ教、キリスト教、イスラム教が、実はひと続きになっているというのは驚きましたね。

旧約聖書や新約聖書もイスラム教の聖典に含まれるとは……


いま世界で起こっている、パレスチナ問題やテロなどの宗教がらみの話題もよく理解できて、さすが池上さん!という感じ。

おもわず拍手を送りたくなります。

経済学者はすごい

宗教の他に多数選ばれていたのが、経済関連の本。

大昔のイメージのあるマルクスやケインズの理論も、今の世界の財政政策に深くかかわっていることがわかりました。

経済学は学問だけで、実際には役に立たないと勘違いしていましたが、意外と身近に使われているようです。

世界恐慌やリーマンショックにも、実はいろんな解決策が存在したんですね。


ただ、日本人学者の名前がほとんど出てこないのはちょっと残念。

ノーベル経済学賞も誰か取ってほしいなあ。



こんな人に読んでほしい

『世界を変えた10冊の本』は、高校生の自分に読ませたい一冊です。

この本に出合っていれば、成績が飛躍的に上がったはず!

もし僕が社会の先生だったら、生徒全員に配りたいレベルです。
ちなみに、この本はAmazonのAudibleで無料体験をすれば、タダで聴くことができます。

まだやっていない人は、よかったらどうぞ。


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こっちもおすすめ!

紹介されていた10冊の中で、僕が唯一ちゃんと読んだ記憶があるのが、『アンネの日記』。

ただ、池上さんによると、アンネが書いた元のままのバージョンと、父や編集者が手を加えたものの2種類が存在するらしく、僕が読んだのは後者でした。

内容や印象が大きく異なるようなので、2つを比較しながら読むと面白そうです。

さいごに

池上さんの本を読む(聴く)のはこれが初めてでしたが、難しい言葉もすんなり頭に入ってきて気持ちいいですね。

文体は素朴なのに、つい惹きつけられてしまうのもすごいところ。

僕もこんなふうに、人に伝わる文章が書けるように頑張ります。


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