Audible(オーディブル)の聴き放題コンテンツ、Audible Station(オーディブルステーション)の中で、唯一小説を楽しめるのが、「短編文学チャンネル」。
収録されている作品を一通り聴き終えたので、今回はそのレビューを書きます。
いやー、なかなか個性豊かでしたね。
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無限大ガール
無限大ガール (Kindle Single) Kindle版
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主人公は、失恋の悲しみを紛らわすため、いろんな部活の「ハケン部員」として活動する女の子。
偶然引き受けた演劇部のミュージカルの演出が、原因となった元恋人で、さてどうなる……というお話です。
堅苦しい文学ではなく、気軽に聴けるエンタメ小説という感じ。
ストーリーの展開がわかりやすくて、サクッと楽しめました。
女の子の一人語りが中心なので、Audibleにもぴったり。
ナレーションも熱がこもっていましたよ。
ちなみに、題名の「無限大ガール」は、どんな部活もこなせるからではありません。
どんな意味なのか考えながら聴いてみてください。
マリーの愛の証明
マリーの愛の証明 (Kindle Single) Kindle版
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少女たちが共同生活を送る「ミア寮」で暮らすマリーが、愛について考え言葉を紡ぐ、幻想的なお話です。
純文学は苦手な僕ですが、けだるい雰囲気のナレーションが物語によくマッチしていて惹きつけられました。
マリーの語る「愛の証明」は、きれいで透明感があり、まるで詩を聴いているみたい。
個人的に、このチャンネルで一番のおすすめです。
オーディオブックっていいなあ、としみじみ思いました。
最後は臼が笑う
最後は臼が笑う (Kindle Single) Kindle版
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どんなダメ男でも好きになってしまう主人公、桜子が、電車で絶対に愛せないほど悪質な男に遭遇します。
この男を、桜子と友人たちが「さるかに合戦」のような連係プレーで懲らしめる、という流れ。
……かと思いきや、ラストはまさかの展開でした。
好みは分かれそうですが、僕はすっきり終わって安心しました。
まあ、「文学」としてはかなり微妙な気がしますけど……
ちなみに、朗読のイントネーションが何かおかしいと思ったら、ただの関西弁でした。
最初は違和感があっても、聴いているうちに慣れますね。
記憶の盆おどり
記憶の盆おどり (Kindle Single) Kindle版
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記憶があいまいになってきて断酒を決意した主人公のもとに、謎の美女がやってきます。
彼女はいったい何者なのか、どこまでが現実なのか、途中はじれったいですが、最後にきちんと答えが明かされるのでご安心を。
僕はてっきりよくわからないまま終わるのかと思って、意外な結末にびっくりしました。
なかなかドキッとする落ちです。
全部Kindle Unlimitedで読み放題!
「短編文学チャンネル」の作品は、すべてAmazonのKindle Unlimitedで読み放題の対象になっています。無料体験もやっているので、文章で楽しみたい人はぜひどうぞ。
Kindleアプリ(無料)を使えば、スマホやタブレットでも読めますよ。
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関連記事:【比較】AmazonのAudible(オーディブル)とKindle Unlimitedはどっちがいい?それぞれのメリット・デメリットまとめ。
さいごに
「短編文学チャンネル」は、どの作品も毛色が違って、飽きずに楽しめました。まだの人はぜひ一度聴いてみてください。
これからAudible Stationにもっと小説が増えるとうれしいですね。
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