堀江貴文さんの『ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく』を読みました。
帯によると、堀江さんの著作の中で一番売れているそうです。
意外な素顔がわかって、印象が大きく変わりました。
あらすじ・概要
『ゼロ』は、堀江さんが、証券取引法違反による刑期を終えて、最初に出版した本です。幼少期からの生い立ちや逮捕時の心境、働くことへの想いが、飾らない言葉で語られています。
普段の姿からは想像できない、人間的な弱い部分も隠さず吐露されていて、これまでの「ホリエモン」のイメージを覆す内容でした。
感想・レビュー
意外な事実がたくさん
この本では、堀江さんの経歴に関して、あまり知られていないことがいろいろ書かれていました。個人的に驚いたのは、
- 家に本がほぼ無かった
- パソコンを買うために、新聞配達のバイトをしていた
- 一度結婚していて、子供もいる
とくに、両親との関係は衝撃でしたね。
教育熱心な家庭で育ったのかと思いきや、全く逆だったようです。
もちろん、厳しい環境だったからこそ、今のホリエモンがあるわけですが……
自分はまだ恵まれているなあ、としみじみ感じました。
ホリエモンでも泣くんだなあ……
堀江さんの人間味が伝わってきたのが、逮捕時の様子。さすがの堀江さんでも泣くことがあるんですね。
刑務所がつらいのは当たり前ですが、ネタになるくらいの気持ちで飄々と過ごしているイメージでした。
まあ、2年以上社会と切り離されたら、誰だって平気ではいられませんよね。
僕も以前、長期入院したときは、2か月でも寂しすぎて死にそうでした。
家族との面会がどれほど待ち遠しかったか……
堀江さんも孤独には弱いと知って、なんだか親近感がわきました。
ホリエモンらしい終わりの言葉
後半では、堀江さんから読者に対するメッセージがつづられていました。心に刺さったのが最後の一言。
ネタバレになるので書きませんが、無職の僕には痛い言葉でした。
まさかこの5文字で締めくくるとは……
おそらく、この先ずっと忘れられないですね。
これを伝えるために本を書いたのだとしたら、堀江さんの狙いは大成功です。
こんな人に読んでほしい
『ゼロ』は、堀江さんが嫌いな人にこそ読んでほしい一冊です。過激な主張の裏にある真意を知ると、きっと応援したくなりますよ。
こっちもおすすめ!
これを読むと、堀江さんがいかに幅広いビジネスを手掛けているのかがよくわかります。
自分と同じ時間軸を生きているのが信じられない……
さいごに
『ゼロ』を読んで、今の自分の無力さを改めて思い知らされました。もう、地道に「イチ」を足していくしかないですね。
堀江さんほどは動けませんが、僕なりのやり方で頑張ります。
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