以前の記事で取り上げた、『Harry Potter and the Philosopher's Stone』を読み終えました。
ハリー・ポッターの1巻目、『ハリー・ポッターと賢者の石』の原書(英語版)です。
子どものころ、日本語吹き替え版の映画は何回か見たはずなのですが、改めて文章で読むと、記憶と違う部分がたくさんありました。
どうやら映画を見たときは幼過ぎて、話の筋をちゃんと理解していなかったみたいですね。
英文を辞書を引きながらじっくり読むことで、ハリー・ポッターの面白さがようやくわかった気がします。
英語だと意味がはっきり
今回英語版の小説を読んで、自分が今までいろいろと誤解していたことが判明しました。たとえば、ホグワーツに住んでいる幽霊の「ほとんど首なしニック」。
僕は文字通り「首」が無いのだと思っていたのですが、英語だと「Nearly Headless Nick」でした。
そう、「首」というのは、首から上の頭全体のことだったのです。日本語って紛らわしいですね。
ちなみに、「首がないわけないじゃん!」と思われるかもしれませんが、ハリーが預けられた家のVernonおじさんは「neckless」と形容されていました(笑)
もう一つ、僕が日本語訳のせいで勘違いしていたのが、「百味ビーンズ」。
元の英語は「Every-Flavour Beans」で、直訳すれば「あらゆる味のビーンズ」です。
「百味」と聞いて、素直に百種類の味があると解釈していたのは僕だけなのかな?
翻訳者さんの訳はよくできていますが、やっぱり英語は原文で読んだ方が意味がはっきり伝わります。
スネイプ先生の謎解きクイズ !?
ストーリーに関して、「そういう設定だったのか!」と驚いたのが、賢者の石にたどり着くまでの罠。まさか、魔法学校の先生たちのお手製だったとは……。
僕はてっきり、ホグワーツに代々伝わる古代魔法のような仕掛けなのかと思っていました。
改めて整理してみると、
三つの頭を持つ番犬……Hagrid
動くと締め付けられる植物……Sprout先生
飛び回るカギ……Flitwick先生
巨大なチェス……McGonagall先生
ビン当てクイズ……Snape先生
と、それぞれの先生の個性がよく表れています。
個人的に意表を突かれたのは、Snape先生が担当した脱出ゲームのような難関。
7つのビンから魔法薬の入った正解を当てる論理クイズになっていて、あの先生が真剣に問題を作っている姿を想像すると笑えます。
というか、こんな場面、映画にありましたっけ?
しかしながら、読者が謎を解くために必要な情報が、ギリギリ足りていないのが残念。
あとビンの並んだイラスト1枚あれば、僕にも答えが導けるのに……。
解けるか解けないかの絶妙なヒントの出し方に、作者の知的ないたずら心を感じました。
魔法の呪文を英語で
英語でハリー・ポッターを読む上で楽しみにしていたのが、魔法の呪文です。こればっかりはカタカナだと、どうしても雰囲気が出ませんからね。
僕の好きな魔法は「ウィンガーディアム・レビオーサ」で、子どものころは物を浮かせようと、割と本気で練習していました(笑)
この呪文は英語では「Winggardium Leviosa」で、ハーマイオニーによると、「gar」の部分を丁寧に長く発音するのがコツだそう。
解説のときは「Wing-gar-dium Levi-o-sa」と表記されていたので、後半は「o」にアクセントですね。
それでは、みなさんご一緒に、Winggardium Leviosa!
さいごに
僕は本のネタバレが非常に嫌いなのですが、ハリー・ポッターは結末を知っていても面白く読めました。ぜひもう一回映画を見て、一つ一つのシーンがどう再現されているのか確かめてみたいです。
魔法の呪文を唱えつつ、次は2巻に進みます。
※追記
2巻目も読みました!
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