今、僕の中でヨアソビ(YOASOBI)ブームが起きています。
最初『夜に駆ける』を聞いたときも圧倒されましたが、漫画『BEASTARS』を読み始めてから、一層ハマってしまいました。
歌声はもちろん、原作と絶妙な距離感を保った歌詞が素晴らしいですよね。
元の作品の魅力を引き出している、というか超越している気すらします。
この記事では、僕が好きなヨアソビの曲をまとめました。
それぞれYouTubeのミュージックビデオを貼っておいたので、暇な人は流して聴いてみてください。
怪物
・YOASOBI「怪物」Official Music Video (YOASOBI - Monster)
アニメ『BEASTARS ビースターズ』の第二期オープニングテーマ。主人公レゴシの葛藤や願いが、ストレートな歌詞で表現されています。
テンポのいい曲で、これぞオープニング!という感じです。
僕はアニメは見ていませんが、マンガを読むときに聴いて「始まった感」を味わっています。
ミュージックビデオの映像は、動きが異常なほど滑らか。レゴシの走り方はかっこよくて、ハルちゃんの女の子走りも素敵です。
優しい彗星
・YOASOBI「優しい彗星」Official Music Video (YOASOBI - Comet)
『BEASTARS』の11巻の内容がそのままミュージックビデオになっています。
マンガを読む前はいまいちピンときませんでしたが、原作のストーリーを知ってから聴くと泣きそうになりました。
作中の言葉が随所に散りばめられていて、もう、ね!
「ルイのない日々」とか「別れのイブキが襲いかかる」とか、ずるいですよ。
『怪物』も『優しい彗星』も、ほとんど肉食獣(守る側)視点の歌詞なので、次はぜひ草食獣(守られる側)視点の歌も作ってほしいです。
夜に駆ける
・YOASOBI「夜に駆ける」 Official Music Video
世間的にも大流行したのに、いまだに原作を読めていない一曲です。
本屋さんに行ったら『夜に駆ける YOASOBI小説集』に2種類のカバーがかかっていて、どちらか迷って結局買わずじまいに……。
途中で立場が入れ替わる構成が面白い歌ですが、元の作品は一体どんな話なのでしょう?
原作を読んだらまた違った感想が浮かびそうでわくわくします。
ちなみに、妹いわく、公式のミュージックビデオより「THE FIRST TAKE」の動画の方が、ikuraさんの歌声のすごさが伝わるとのこと。
いや、どっちもすげぇよ……。
群青
・YOASOBI「群青」Official Music Video
主人公が美大を目指す漫画『ブルーピリオド』をイメージして作られた歌。好きなことに邁進する喜びや苦しさがテーマになっています。
『ブルーピリオド』は1巻だけ読んでいて、作品の世界観を音楽で表現するとこんな壮大な旋律に仕上がるのかと舌を巻きました。
実は、マンガの方は主人公に感情移入できずそこまでハマれなかったのですが、『群青』のMVはたびたび視聴してひとり震えています。
ただ、自分にそこまで打ち込める趣味がないのが、ちょっと虚しい(泣)
さいごに
ヨアソビの「小説を音楽にする」というコンセプトは、高い完成度があってこそ。
どの曲もセンスに溢れていて聞き惚れます。
これからはどんな物語を歌にしてくれるのか、楽しみです。