ミヤリサンが品薄で冷や汗。いつも使っている薬が「神薬」認定されると焦る。

いつも飲んでいる「強ミヤリサン」が切れそうになったのでAmazonで注文しようとしたら、異常に高い値段がつけられていた。試しに楽天ものぞいてみたところ、どのショップも在庫切れか法外な値段かのどちらか。もう5年ほどミヤリサンを愛用してきたが、こんなことは初めてだったので驚いた。

どうやら花粉症に効くなどと評判が高まったせいで、急に品薄になったらしい。過去に肝油ドロップや龍角散が「神薬」として注目されて手に入らなくなったのと同じ状況。まさかミヤリサンまで神薬認定されるとは思いもよらず、完全に油断した。大事な薬なのだから半年分くらいストックしておけばよかったのだが、今さら嘆いてももう遅い。

焦った僕は、急いで近所のドラッグストアを回った。5店舗訪れた結果は以下の通りだった。

A店:元々取り扱いなし
B店:元々取り扱いなし
C店:売り切れ(再入荷時期未定)
D店:90錠入りが1つのみあり
E店:90錠入りが1つのみあり

C店で在庫を確認した際は、薬剤師さんから「ご存知の通り」と言わんばかりの口調で、「すみませんが今切らしていて、次はいつ入荷できるかもわからなくて……」と申し訳なさそうに謝られた。たぶん他にもたくさんのお客さんからミヤリサンはないのか?と尋ねられているのだろう。

そもそも、ミヤリサン(正確には強ミヤリサン)は平常時でも扱っている店舗が少なく、あったとしても90錠入りしか売っていない。ビオフェルミンザ・ガードコーワなどと比べるとあまりメジャーではないようだ。

僕は1日に2錠ずつしか飲んでいないので、90錠入りでも1か月半はもつ(既定の用量だと1日に3錠×3回で、90錠入りは10日分)。とりあえず3か月分は確保することができたが、その後どうなるかは全くわからない。

もしこのまま生産が追い付かず、ミヤリサンが手に入らなくなれば、他の整腸剤に切り替えが必要になる。今のところはミヤリサンと同じく酪酸菌が入っているビオスリーが第一候補だが、果たして効果はあるのだろうか?

いずれにしても、特定の薬に依存している今の状況は非常にまずい。商品の人気による品不足に限らず、メーカーが倒産したり災害で避難所生活になったりすれば、当然薬は飲めなくなる。

整腸剤やサプリに頼らず体調を保つ術を見つける重要性を今回の事象で改めて痛感した。


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