【2025年1月】今月読んでよかった本ベスト3

【2025年1月】今月読んでよかった本ベスト3(感想・レビュー)

前までちょくちょくブログに読書記録をつけていたのですが、読んだ本全てを書き並べるのは結構大変。

というわけで、今年からはよかった本をいくつか厳選して紹介することにしました。

気になった本があれば、ぜひチェックしてみてください。


よかった本ベスト3(2025年1月)

第1位:進化のからくり


AmazonのAudible(オーディブル)で聴きました。

個別具体的な生き物の話題を進化学の大きなテーマに紐づけていく語りのうまさはお見事。

著者が進化学者としてキャリアを積む中で得られた一次情報がふんだんに盛り込まれていて、250ページの本とは思えない充実感でした。

Audible版の理知的なナレーションも内容にぴったりです。


関連記事:本は読まずに聴く時代 !? Amazonのオーディオブックサービス、「Audible(オーディブル)」が面白い。

第2位:帆立の詫び状(てんやわんや編、おっとっと編)



最初に<てんやわんや編>を読んで気に入ったので、<おっとっと編>もすぐ購入。

幅広い趣味嗜好それぞれに対して愛が深く、その熱量が読んでいて楽しかったです。

実は新川さんの小説はまだ1冊も読んだことがないのですが、エッセイだけでファンになりました。

デビュー作の『元彼の遺言状』は母からドラマのネタバレを食らってしまったので、『競争の番人』が文庫化されたら絶対買おうと思います。

第3位:ユートロニカのこちら側


ディストピアと断じることはできない、かといってユートピアとは認めたくない、唯一無二のユートロニカ小説。

行き過ぎた監視社会や犯罪予備軍の逮捕など、同じような設定の作品はたくさんありますが、ひとつの物語の中でここまで多様な角度から自由の概念を揺さぶられたのは初めてです。

世の中の複雑さを複雑なまま呑み込むことの大切さと難しさを、同時に教えられました。


さいごに

ランキング系の記事を書くとき、タイトルを「ベスト○○」にするか「トップ○○」にするかで迷います。

「ベスト」は「一番の、最高の」という意味なので、厳密には「トップ」の方が正しい気もしますが、音の響きとしては「ベスト○○」の方が好き。

ブログの過去記事を振り返るとだいぶ表記がぶれていて、これからもぶれまくると思いますが、どちらでも言いたいことは同じなので、大目に見てください。


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