渡る勇気はないしいらない
仕事からの帰り道、幼い男の子が父親の手を引っ張って歩いていた。ちょうど交差点に差し掛かったとき、信号が点滅し始めた。男の子はぴたりと立ち止まった。
普通なら余裕で渡れるタイミング。しかし、律義に交通ルールを守る男の子の脇を通過する勇気はない。僕も足を止め、彼らの横で一緒に信号が変わっていく様子を見守った。
子どものころ複数人で自転車移動するときに、点滅信号に慎重になり過ぎて、自分だけ横断歩道の手前に取り残されたことを思い出しだ。自分の行動が他人に影響を与えていることを、男の子はきっと知らない。
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