5月に読んだ本の中から、よかった作品を3つ選んで発表します。
今月は面白い本が多過ぎて、選ぶのに苦労しました。
よかった本トップ3(2025年5月)
第1位:ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2
印象深かった前作に続き、2巻目となる本書も胸に刺さりました。
人種差別や貧困格差などの社会問題について日々考えざるを得ないほど複雑な環境でもまっすぐ成長している息子さんには感心するばかり。
ただのエッセイとは一味違う、ブレイディさんの文章の書き方も大好きです。
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第2位:おいしいごはんが食べられますように
「持ちつ持たれつ」に対する価値観のずれだけで、こんなにホラーじみた印象になるのかと衝撃を受けました。
僕は一応難病患者でどちらかというと「持たれつ」側の人間ですが、芦川さんのようには労わられることを当然視できず。変に気をつかわれるのが嫌で、いまだに会社の人たちには病気のことを明かせずにいます。
いつか芦川マインドを身に付けて、職場で手作りお菓子を配ろう!
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第3位:店長がバカすぎて
小説でコメディを書くのはなかなか難しいものですが、これは面白かったです。
店長が単なる「嫌な奴」ではなく、ずれた方向に仕事熱心で、書店やスタッフのことを想って行動しているのが最高。
すでに続編も出ているようなので、今からもう楽しみです。
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さいごに
今月は病院でめちゃくちゃにつらい治療を受けたので、自分へのご褒美として自由に本を買いました。気になった本を躊躇せずに買えるのって、素晴らしいですね。
もちろんこんなことを続けていたら生活が立ち行かなくなるので、来月からは図書館やKindle Unlimitedで掘り出し物を探します。
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