さとうみつろうさんの『神さまとのおしゃべり』を読みました。
現状に不満を持つサラリーマンのみつろうが、神さまと会話しながら、人生の悩みや幸せについて考える物語です。
かなりスピリチュアルな内容ではありますが、あいまいな概念をわかりやすく表現する著者の言語化能力には脱帽しました。
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感想・レビュー
結論:人はみな幸せ
『神さまとのおしゃべり』で一貫して述べられているのが、「人生は自分の望んだことしか起こらないから、人はみな幸せ」という考え。それを、神さまとみつろうの冗談交じりのおしゃべりを通して、いろんな角度から解説しています。
まあ、これだけ読むと、「そんなわけないだろ!」と突っ込みたくなりますよね?
僕も最初はもやもやして、本を閉じようかと思いました。
ですが、読者の疑問は、みつろうが代わりに神さまにぶつけてくれます。
これから読もうと思っている人は、途中で納得できなくても、とりあえず最後まで目を通してみてください。
2人の会話を聞いているうちに、著者の言いたいことが見えてきてすっきりしますよ。
ポジティブすぎるのもしんどいなあ……
神さまの言葉はどれもポジティブで、筋も通っていましたが、スピリチュアルな要素が多く、人によって好き嫌いが分かれそう。前向きな考え方ばかりで、僕はちょっぴり疲れました。
「人生はすべて望み通り」というのは、裏を返せば「人生はすべて自己責任」とも解釈できますからね。
自分の力ではどうにもならないこともある、と認めるのもいいんじゃないかと思います。
先日読んだ『人生は楽しいかい?』に出てくる、「平常心」の教えの方が現実的で、僕としては好みですね。
関連記事:【良著】Audibleで聴いた『人生は楽しいかい?』のレビュー。ずっと聴いていたくなる心地よい本でした。
心に残る言葉がたくさん
神さまの言葉を信じるかは別として、『神さまとのおしゃべり』には、思わずうなるような名言がたくさんありました。ブログや講演で積極的に発信を行っている著者の表現力はさすがですね。
印象に残ったものをいくつか挙げると……
- 鏡は先に笑わない
- 幸せな人がいるわけじゃない。「幸せだ」と思った人がいるだけ
- 大統領は、大統領にはなれない
- 迷っているということは、実はどっちでもいい
- 人は他人を傷つけることはできない
それぞれの詳しい意味は、ぜひ本を読んで確かめてください。
他にもきらりと光る言葉が満載で、思わずメモを取りたくなるはず!
こんな人に読んでほしい
『神さまとのおしゃべり』は、いつもつい愚痴を言ってしまう人におすすめです。神さまの言葉を聴いていると、不満を口に出すのがバカバカしく思えてきますよ~
ちなみに、この本は、AmazonのAudible(オーディブル)で無料体験すれば、タダで聴くことができます。
会話中心なので、オーディオブックの方が目で読むより頭に入りやすいかもしれません。
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こっちもおすすめ!
前田さんはライブストリーミングサービス、「SHOWROOM」を立ち上げた人で、その揺るぎない人生観と熱量には圧倒されること間違いなし!
神さまが言っていた、自分の望みや信じることで現実が変わる、というのをリアルに感じられる一冊です。
現時点(2019年1月)ではKindle Unlimitedで読み放題なので、やっている人はお早めに。
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さいごに
『神さまとのおしゃべり』は、カバーの絵が愛らしくて親しみがわきますね。みつろうの前に現れる、お茶目な神さまのイメージにぴったりです。
ちなみに、僕が本を手に取ったのも、表紙が気に入ったから。
イラストレーターの力はすごい!
同じく絵がかわいい、続編の『悪魔とのおしゃべり』も気になるなあ……
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