金曜ロードショーの『風の谷のナウシカ』を見た感想。

金曜ロードショーの『風の谷のナウシカ』を見た(録画してたやつ)。なぜか今までちゃんと見たことがなくて、やっと物語の内容を知ることができた。

ナウシカの舞台はかなり未来の設定なのに、一度文明が崩壊しているからか、出てくる道具や生活様式がどれもレトロでいかにもジブリっぽい。そんな中で、ナウシカの乗る航空機「メーヴェ」のスマートさは一段と際立っていた。最初は「怪盗キッドみたいだな」と思ったが、よく見ると動力源がある。どちらかというとケロロ軍曹の乗り物に近いのかもしれない。立ち乗りという点はかっこいいが、強風の中バランスを保つのは至難の業だろう。ナウシカの航空技術の高さは「風を読む」とかいうレベルを超越していてほれぼれしてしまう。

ナウシカはずば抜けた身体能力に加え、頭の回転や決断力にも優れていて、「姫」というより「女王」という感じがした。こんなカリスマ性を持ったリーダーがいたら、腐海に怯える先行き不透明な世界でも、民は前向きに生きられると思う。

少し引っかかったのは、最後の場面でナウシカの服の色が突然赤から青に変わっていたことだ。いつの間に着替えた?テレビ版だから場面がカットされてた?そもそも最初から水色の服だったから、それでも一応伝説と合致してるってことでよかったんじゃないだろうか。

ネットで調べてみると、王蟲の体液で服が青く染まったというのが真相のようだ。いや、だとしたら染色能力高すぎるだろ!袖や裾まで均一に染まっているし、鮮やかな深い青で発色もいい。王蟲の体液を手に入れるのかなり難しそうだが、現代にあれば染め剤として重宝されたに違いない。(そんな服着て王蟲に許されるのはナウシカだけな気もするが)


映画を視聴後に、ナウシカは宮崎駿監督自身が描いた漫画が原作であると知った。漫画は7巻まであるのに、映画で描かれているのは2巻までの話らしい。映画の続きがめちゃくちゃ気になる。あえて続編を作らないところに宮崎駿監督の矜持を感じる。

原作の漫画は1巻から7巻までAmazonで普通に購入可能だった。ただ、電子化はされておらず、紙のコミックスしかない。あまりAmazonで紙の書籍を買ったことがないので、どうしようか迷う(Kindle版だったらプライムデーにまとめ買いしてた)。今度大型書店に行ったときに置いてあるか探してみよう。




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