テレビや書店で伊集院静さんの名前を目にしたとき、真っ先に思い出すのが「Audible文学チャンネル」というAudibleのポッドキャスト。
世代のせいかこのポッドキャストを聴くまで伊集院さんの著作は読んだことがなく、僕の中で伊集院さんは「Audibleの人」というイメージになっています。
ただ、「Audible文学チャンネル」はAudibleの初期に配信されたタイトルなので、世間的には知らない人の方が多いはず。
というわけで今回は、この「Audible文学チャンネル」について紹介します。
※「そもそもAudibleって何?」という人は、先に以下の記事をご覧ください。
Audible文学チャンネルとは?
「Audible文学チャンネル」は、AmazonのAudible(オーディブル)で聴けるポッドキャストの一つ。伊集院静さんと阿川佐和子さんが、有名作家をゲストに迎えてインタビューする番組です。
内容は作家さんの生い立ちから、作品の創作秘話、小説を書くにあたっての心構えなどなど。途中には阿川さんによる小説の朗読(ゲストの著作の一部)もあります。
時間は1時間~1時間30半くらいとかなり長め。
作家さんの人となりがよくわかり、読書好きにはたまらない番組です。
ゲストの作家が超豪華
「Audible文学チャンネル」がすごいのは、登場するゲスト作家の豪華さ。有名な作家さんばかりなので、多少なりとも本を読む習慣があれば、知っている名前が見つかるのではないでしょうか。(全12回のゲストは以下の通り)
Vol.1 ビート たけし
Vol.2 大沢 在昌
Vol.3 北方 謙三
Vol.4 桜木 紫乃
Vol.5 花村 萬月
Vol.6 角田 光代
Vol.7 宮部 みゆき
Vol.8 桐野 夏生
Vol.9 山田 詠美
Vol.10 湊 かなえ
Vol.11 小池 真理子
Vol.12 西 加奈子
個人的なおすすめは、宮部みゆきさん、湊かなえさん、西加奈子さんの回。
しゃべり方や考え方など、作品を読んでいるだけではわからない作家さんのキャラが伝わってきて面白かったです。
配信されたのはAudibleの初期
「Audible文学チャンネル」が配信されたのは、まだAudibleが聴き放題制ではなかったころ。当時は月に一枚もらえるコインを通貨としてオーディオブックと交換する「コイン制」で、今振り返るとだいぶややこしいシステムでした。
ポッドキャストも、昔は「Audible Station」という名称。
「Audible Station」はAudible会員であれば「0円で購入」して聴けるコンテンツで、「Audible文学チャンネル」はその中の番組の一つでした。
「Audible Station」の作品は、現在ではほとんどが聴き放題作品として配信されており、古い作品でも検索すればたどり着くことが可能。
みなさんもぜひAudibleアプリの検索窓に「Audible文学チャンネル」と入力して、検索してみてください。
一応リンクも貼っておきます。
さいごに
作家さんへのインタビュー企画はよくありますが、雑誌の対談記事だったり、テレビのコーナーの一部だったりする場合がほとんど。音声のインタビューでここまで深く話を聴けるコンテンツはなかなか貴重だと思います。
好きな作家さんの回だけでもよいので、ぜひ聴いてみてください。
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